sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

子供が生まれて、生活を変えていくこと

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息子が生まれてから初めてのお正月であり、それは息子が生まれてから一番長い休暇でもあった。12月29日に風邪で会社を休んでしまってから、今日(1月4日)まで7日間。この間、自分も妻も風邪をひいていて、今日になって息子にもうつってしまったみたい。時折小さくコンコンと咳をするのが心配だ。

妻の実家にいったり、車のディーラーに足を踏み入れてみたり、ほとんどずっと妻と息子と過ごしていた。友達と会って飲みに行くこともなく、ひとりでレコード屋へと買い物に出かけることもなく、極端な夜更かしもしなかったし、ひどい二日酔いにもならなかった。

息子はだいたい毎日7時に起きて泣きはじめる。寝不足や二日酔いで息子の世話をするのは、とてもつらいだろう、と考えるとこれまでの悪習から自然と足が遠のいた。

こないだ、義母から「子供ができると生活が変わるでしょう」と訊ねられて「そうですね、二日酔いしなくなりましたね」と答えた。あくまで俺の中では「子供によって生活を変えられてしまう」という受動的な変化、ではなく、子供中心に生活を考えるから、自分も変えていくんだよ、という能動的な変化、と考えている(いや、これが中動態なのか?)。

とはいえ、夜更かしや二日酔いをしなかったから、といってストイックに過ごしていたわけでなく、基本的にダラダラとしていたし、よく食べたから太った。

7日間ずっと一緒に過ごしたことを息子がある程度覚えてくれて「こいつは、おっぱいはくれないけれども、そこそこ役に立つ存在なのだな」という印象を強く持ってくれていれば良いのだが、明日から仕事に復帰すれば、すぐに自分の存在が息子のなかで小さくなってしまうだろう。ちょっと寂しい。