sekibang 3.0

Nouvelle茶人、あるいは勉強家によるブログ

2018年5月に聴いた新譜

GOOD THING [LP] (180 GRAM, DOWNLOAD) [12 inch Analog]

GOOD THING [LP] (180 GRAM, DOWNLOAD) [12 inch Analog]

 

 「4月はいちばん無情な月」とでも言うべき感じだったが5月はやや落ち着けた。やはり心がダメだと耳もダメだなぁ……。なかでもリオン・ブリッジズの新譜は最高だったな。2018年のベスト10に確実に入ってくるであろう名盤。R&Bのレガシーを強烈に感じさせるのだが、ブギーなどのトレンドの音も実に適切に導入してきて痺れた。

BEYONDLESS [帯解説・歌詞対訳/ボーナストラック1曲収録/国内盤] (OLE13762)

BEYONDLESS [帯解説・歌詞対訳/ボーナストラック1曲収録/国内盤] (OLE13762)

 

 デンマークのIceageの新譜も素晴らしかったなぁ。おお、さらに垢抜けましたね、って感じで。単なるJoy Divisionフォロワーから大きく花を開かせつつあるように思った。

DIRTY COMPUTER

DIRTY COMPUTER

 

 ジャネール・モネイは先行で公開されていた曲が激烈にプリンスっぽくて心が踊ったが、全編が公開されたときに冒頭の曲が「フィーチャリング ブライアン・ウィルソン」というまさかの組み合わせで魂消た。あまりブライアン・ウィルソンが参加する必然性は感じないのだが、わ! ブライアン・ウィルソンだ! って思う記名性の高さ。

ALL THE TIME [LP] (180 GRAM, NEW 2018 ALBUM LED BY FOUNDING MEMBER OTIS WILLIAMS) [12 inch Analog]

ALL THE TIME [LP] (180 GRAM, NEW 2018 ALBUM LED BY FOUNDING MEMBER OTIS WILLIAMS) [12 inch Analog]

 

 老舗R&Bヴォーカル・グループ、The Temptationsの新譜も最高。すげえジジイたちがえげつないほどにヒット曲をカヴァしまくる内容で、これがアメリカのR&B芸能の懐の深さだな、と感心した。なかでもジョン・メイヤーのカヴァが良かったな……。

It Takes Two

It Takes Two

 

 先月のWeekendの新譜はあんまりピンとこなかったが、この人のは新鮮に聴けた。 

CONFIDENT MUSIC FOR CO

CONFIDENT MUSIC FOR CO

 

 こちらはtdさんのブログで知る。抗えない音だったな……。CSS(もはやかなり懐かしい)や、Cut Copy(これはこのアルバム経由で最新作のリリースに気づいた)を彷彿とさせる、イケイケの音楽であった。広尾のハンバーガーショップでオシャレな女性に囲まれながらBLTサンドを食べてたらサムシングを感じた。

POLY LIFE MULTI SOUL (通常盤)

POLY LIFE MULTI SOUL (通常盤)

 

 話題作。このバンドがDCPRGみたいなサウンドに寄っていくとは思わなかったが、まったくハマれず。歌が上手くないバンドにはまったく反応しなくなっているんだな……と思ってしまった……。

DRANK [帯解説] (BRC568)

DRANK [帯解説] (BRC568)

 

 サンダーキャットの『Drunk』のチョップド & スクリューでエディットされた盤。オリジナルは「期待してたのに、全然だな……」という感じで配信で済ませてしまっていたのだが、これは最高だったな……むしろ、こっちは正調なのでは、っていう感じのハマり方。

インスピレーション

インスピレーション

 

 なんかこないだのロイヤル・ウェディング的なイベントで演奏を披露していたらしい。今注目のチェロ奏者のアルバム。メインがショスタコーヴィチの協奏曲第1番で、そこにボブ・マーリーとかレナード・コーエンの曲が入っているという、センスありすぎでしょう、そういう売り方嫌いじゃないぜ、と思う一枚だった。メインがまた聴かせる演奏で、この曲といえば、ロストロポーヴィチ、マリア・クリーゲルやアルト・ノラスの演奏が名盤だし、彼・彼女らのテンポ設定がスタンダードとして刷り込まれているのだが、この若い演奏者はそれよりもずっと落ち着いたテンポで聴かせるのだからすごい。

Ofertório (Ao Vivo)

Ofertório (Ao Vivo)

 

 そしてカエターノ・ヴェローゾが3人の息子と組んで開催したコンサート・シリーズのライヴ盤。正直カエターノのスタジオ盤はまだか、と思わなくもないが、ファンとしてはマストアイテムである。しかしよ、息子よりもカエターノの歌声のほうが瑞々しいんだからすごいよね……。

夏の天才

夏の天才

 

そしてSpank Happy。まさか新曲が聞けるとは。