sekibang 3.0

Nouvelle茶人、あるいは勉強家によるブログ

「ラティーナ 2019年3月号: ZZK以降のエレクトリック・フォルクローレ」

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就寝時間の息子に別れを告げて映画館へ。待ち時間に買って読む暇なく放置してた『LATINA』を読み始めた。「ZZK以降のエレクトリック・フォルクローレ」という第1特集のタイトルはほとんど意味不明なのだが(固有名・テクニカルタームを知らないから)、Apple Musicを駆使しながら読み始めた瞬間に衝撃を受けまくってしまい、なかなか読み進まない。南米は魔境。

ラティーナ2019年3月号

ラティーナ2019年3月号

 

「ZZK以降のエレクトリック・フォルクローレというテクニカル・タームがわからない人にはまったく伝わらない第一特集から充実の内容で、わたしのApple Musicのライブラリへと一気に新しい音源が追加されていった。南米はマジで魔境だなあ、と思うし、最近のメジャーな洋楽を聴いていると、スタイルの固定化、要するに流行のサウンド(トラップであったり、ジャズと接近したヒップ・ホップ / R&Bであったり、90年代R&B風であったり)に食傷気味になり、結果として、耳に心地良いし、邪魔にならずにオシャレであるイスラエル出身のジャズ・ミュージシャンの音楽ばかり聴く……みたいなところに落ちつきつつあったわたしの耳に地殻変動が起きる、そういう特集である。地球の反対側では多様で聴いたことがない音楽が生まれているんだな……と感激した。

第二特集の「新しいダンス・ミュージック」も良かった。とくにブラジル出身のドラァグ・クイーン、パブロ・ヴィタールへのインタヴューは、クィアなカルチャーが表に出るイメージがあまりない*1ブラジル音楽の新しい動きを感じさせてくれる。


Pabllo Vittar - Seu Crime (Áudio Oficial)

*1:ヴィタールもインタヴューのなかでブラジルを「世界で同性愛者を最も多く殺しているこの国」と言っている