sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2019年に読んだ本を振り返る

今年は自分が寄稿した本が出たり、友人知人が本を出してそれがビッグヒットを飛ばしたり本の話題がにぎやかな感じであった。ひとまず、いつものように読んだ本の感想リストをあげてみる(雑誌・再読は除く)。強くオススメ!みたいな本は太字にしておこう。

  1. 松本卓也 『症例でわかる精神病理学』 - sekibang 3.0

  2. 佐久間裕美子 『ヒップな生活革命』 - sekibang 3.0

  3. 千葉雅也 『意味がない無意味』 - sekibang 3.0

  4. 『ロレックス神話』 - sekibang 3.0

  5. 岸政彦 『マンゴーと手榴弾: 生活史の理論』 - sekibang 3.0

  6. 矢沢久雄 『コンピュータはなぜ動くのか: 知っておきたいハードウエア&ソフトウエアの基礎知識』 - sekibang 3.0

  7. 『伊丹十三選集 第1巻: 日本人よ!』 - sekibang 3.0

  8. ブライアン・W・カーニハン 『ディジタル作法: カーニハン先生の「情報」教室』 - sekibang 3.0

  9. アン・ブレア 『情報爆発: 初期近代ヨーロッパの情報管理術』 - sekibang 3.0

  10. 山田剛史 杉澤武俊 村井潤一郎 『Rによるやさしい統計学』 - sekibang 3.0

  11. 若松英輔 山本芳久 『キリスト教講義』 - sekibang 3.0

  12. 横山剣 『僕の好きな車』 - sekibang 3.0

  13. 戸田和幸 『解説者の流儀』 - sekibang 3.0

  14. 國分功一郎 『スピノザ 『エチカ』』(100分 de 名著テキスト) - sekibang 3.0

  15. 白洲次郎 『プリンシプルのない日本』 - sekibang 3.0

  16. 『スクラム実践入門: 成果を生み出すアジャイルな開発プロセス』 - sekibang 3.0

  17. 『伊丹十三選集 第2巻: 好きと嫌い』 - sekibang 3.0

  18. 大石哲之 『コンサル一年目が学ぶこと』 - sekibang 3.0

  19. 『超筋トレが最強のソリューションである: 筋肉が人生を変える超科学的な理由』 - sekibang 3.0

  20. 干場義雅 『究極の私服』 - sekibang 3.0

  21. 堀江貴文 『多動力』 - sekibang 3.0

  22. スティーヴ・ソレイシィ 大橋弘佑 『難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!』 - sekibang 3.0

  23. 篠原信 『自分の頭で考えて動く部下の育て方: 上司1年生の教科書』 - sekibang 3.0

  24. 犬塚壮志 『東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる』 - sekibang 3.0

  25. 『伊丹十三選集 第3巻: 日々是十三』 - sekibang 3.0

  26. 三浦哲哉 『食べたくなる本』 - sekibang 3.0

  27. 土井善晴 『土井善晴の素材のレシピ』 - sekibang 3.0

  28. 高橋源一郎 『ジョン・レノン対火星人』 - sekibang 3.0

  29. 相良敦子 『お母さんの「敏感期」: モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる』 - sekibang 3.0

  30. 中原昌也 『パートタイム・デスライフ』 - sekibang 3.0

  31. 外山滋比古 『思考の整理学』 - sekibang 3.0

  32. スティーヴン・エリック・ブロナー 『フランクフルト学派と批判理論: 〈疎外〉と〈物象化〉の現代的地平』 - sekibang 3.0

  33. 松浦弥太郎 『松浦弥太郎の仕事術』 - sekibang 3.0

  34. 『日本の夜の公共圏: スナック研究序説』 - sekibang 3.0

  35. ヒロ・ヒライ(監修) 『ルネサンス・バロックのブックガイド: 印刷革命から魔術・錬金術までのの知のコスモス』 - sekibang 3.0

  36. 『伊丹十三: 人と物8』 - sekibang 3.0

  37. 慎改康之 『フーコーの言説: 〈自分自身〉であり続けないために』 - sekibang 3.0

  38. 菊地成孔 『聴き飽きない人々: 〈ロックとフォークのない20世紀〉対談集完全版』 - sekibang 3.0

  39. オキ・シロー 『ヘミングウェイの酒』 - sekibang 3.0

  40. 斉須政雄 『調理場という戦場: 「コート・ドール」斉須政雄の仕事論』 - sekibang 3.0

  41. 辻惟雄 『日本美術の歴史』 - sekibang 3.0

  42. 松浦弥太郎 『考え方のコツ』 - sekibang 3.0

  43. 柳井正 『一勝九敗』 - sekibang 3.0

  44. 石川九楊 『書とはどういう芸術か: 筆蝕の美学』 - sekibang 3.0

  45. 柳井正 『成功は一日で捨て去れ』 - sekibang 3.0

  46. 谷崎潤一郎 『細雪』 - sekibang 3.0

  47. 千葉雅也 『アメリカ紀行』 - sekibang 3.0

  48. ヤーコプ・タウベス 『パウロの政治神学』 - sekibang 3.0

  49. ケンドー・カシン 『フツーのプロレスラーだった僕がKOで大学非常勤講師になるまで』 - sekibang 3.0

  50. 網野衛二 『3分間ネットワーク基礎講座』 - sekibang 3.0

  51. スーザン・ソンタグ 『ラディカルな意志のスタイルズ』 - sekibang 3.0

  52. 川上未映子 『乳と卵』 - sekibang 3.0

  53. 北村紗衣 『お砂糖とスパイスと爆発的な何か: 不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門』 - sekibang 3.0

  54. New Breed with Takki 『プリンスの言葉 Words of Prince』 - sekibang 3.0

  55. 松浦弥太郎 『ほんとうの味方のつくりかた』 - sekibang 3.0

  56. 佐宗邦威 『直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN』 - sekibang 3.0

  57. 土屋健二 『サッカー・フットサルかんたんリフティング入門: 毎日15分、1カ月で誰でも連続50回できる!』 - sekibang 3.0

  58. バールーフ・デ・スピノザ 『エチカ』 - sekibang 3.0

  59. 東浩紀 『ゆるく考える』 - sekibang 3.0

  60. 川上未映子 『夏物語』 - sekibang 3.0

  61. ロザリンド・E・クラウス 『視覚的無意識』 - sekibang 3.0

  62. 文京洙 『新・韓国現代史』 - sekibang 3.0

  63. 阿部和重 『ピストルズ』 - sekibang 3.0

  64. ジェイク・ブラウン 『プリンス録音術: エンジニア、バンド・メンバーが語るレコーディング・スタジオのプリンス』 - sekibang 3.0

  65. 柳澤健 『1984年のUWF』 - sekibang 3.0

  66. デジデリウス・エラスムス 『痴愚神礼讃』 - sekibang 3.0

  67. ウィリアム・ギブスン 『クローム襲撃』 - sekibang 3.0

  68. 宮内悠介 『超動く家にて: 宮内悠介短編集』 - sekibang 3.0

  69. スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ 『戦争は女の顔をしていない』 - sekibang 3.0

  70. 石川美子 『ロラン・バルト: 言語を愛し恐れつづけた批評家』 - sekibang 3.0

  71. 『グロービスMBA クリティカル・シンキング』 - sekibang 3.0

  72. 向井雅明 『ラカン入門』 - sekibang 3.0

  73. フミコフミオ 『ぼくは会社員という生き方に絶望はしていない。ただ、今の職場にずっと……と考えると胃に穴があきそうになる。』 - sekibang 3.0

  74. 三谷太一郎 『日本の近代とは何であったか: 問題史的考察』 - sekibang 3.0

  75. 淵田仁 『ルソーと方法』 - sekibang 3.0

  76. 高橋ユキ 『つけびの村: 噂が5人を殺したのか?』 - sekibang 3.0

  77. 鏡リュウジ 『魚座の君へ: 魚座の君が、もっと自由にもっと自分らしく生きるための31の方法 』 - sekibang 3.0

  78. ブルース・フィンク 『ラカン派精神分析入門: 理論と技法』 - sekibang 3.0

  79. アリソン・ゴプニック 『思いどおりになんて育たない: 反ペアレンティングの科学』 - sekibang 3.0

  80. 細馬宏通 『うたのしくみ』 - sekibang 3.0

  81. ロラン・バルト 『零度のエクリチュール』 - sekibang 3.0

  82. 『ブライアン・フェリー詩集: アヴァロンの彼方へ』 - sekibang 3.0

  83. 辻山良雄 『本屋、はじめました: 新刊書店Title開業の記録』 - sekibang 3.0

  84. カルロス・フエンテス 『アルテミオ・クルスの死』 - sekibang 3.0

  85. 千葉雅也 『デッドライン』 - sekibang 3.0

  86. 蓮實重彦 『凡庸さについてお話させていただきます』 - sekibang 3.0

  87. 福尾匠 『眼がスクリーンになるとき: ゼロから読むドゥルーズ『シネマ』』 - sekibang 3.0

  88. ブレイディみかこ 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 - sekibang 3.0

  89. 松下幸之助 『指導者の条件』 - sekibang 3.0

  90. 吉澤誠一郎 『清朝と近代世界: 19世紀』 - sekibang 3.0

昨年と違って仕事で心が死にかけるような期間がなかったので読書量がちょっと増えた。千葉雅也と気分がマッチしていた関係でラカンとバルトを中心にいろいろ現代思想を読んでいきたいな―、みたいな気分になっているので、おそらくこの傾向は2020年も続くであろう。プルーストの再読とか完全に止まってしまっているのでそういうのも再開しなくちゃ、とも思うのだが……。 

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2019年に良かった新譜を振り返る

恒例の振り返り、ということで。今年もR&Bとかジャズとかばっかり聴いていたなぁ。とりあえず順不同に2019年で印象に残ったアルバムを並べてみます。シングルを含めると収拾がつかなくなるので除外(シングルでは坂本慎太郎「小舟 / 未来の人へ」は死ぬほど聴いた。あとNegicco)。

Ancestral Recall

Ancestral Recall

  • 発売日: 2019/03/22
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

At First Light

At First Light

  • 発売日: 2019/08/30
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

  

<atrás/além>

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  • 発売日: 2019/04/23
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番&ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第22・24番
 

 

ビギン・アゲイン

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Beware of the Dogs

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  • 発売日: 2019/03/08
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

Bloco do Silva (ao Vivo)

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  • 発売日: 2019/11/14
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

California Son

California Son

  • 発売日: 2019/05/24
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

Casa

Casa

  • アーティスト:Tiago Frugoli Ensemble
  • 出版社/メーカー: Fresh Selects
  • 発売日: 2019/07/05
  • メディア: CD
 

  

CASE STUDY 01 [Explicit]

CASE STUDY 01 [Explicit]

  • 発売日: 2019/06/28
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

Juicebox [Explicit]

Juicebox [Explicit]

  • 発売日: 2019/08/16
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

ファック・ヨ・フィーリングス

ファック・ヨ・フィーリングス

  • アーティスト:ロバート・グラスパー
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2019/12/04
  • メディア: CD
 

 

Exit EP

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  • 発売日: 2019/08/30
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

Fear Inoculum [Explicit]

Fear Inoculum [Explicit]

  • 発売日: 2019/08/30
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

Father of the Bride

Father of the Bride

  • 発売日: 2019/05/03
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

  

Friends [Explicit]

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  • 発売日: 2019/04/10
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

From Midnight To Sunrise(輸入盤)

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  • アーティスト:CRUSH
  • 出版社/メーカー: DREAMUS
  • 発売日: 2019/12/12
  • メディア: CD
 

  

ファーザー・カオス (Further Chaos / Gilad Hekselman) [CD] [Import] [日本語帯・解説付]

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GENERASIAN [Explicit]

GENERASIAN [Explicit]

  • 発売日: 2019/10/15
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

HAN [Explicit]

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  • 発売日: 2019/10/18
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

Harmony

Harmony

  • アーティスト:Bill Frisell
  • 出版社/メーカー: Blue Note
  • 発売日: 2019/10/04
  • メディア: CD
 

 

Let Love

Let Love

  • アーティスト:Common
  • 出版社/メーカー: Concord
  • 発売日: 2019/08/30
  • メディア: CD
 

 

Heroes & Gods

Heroes & Gods

  • アーティスト:Rahsaan Patterson
  • 出版社/メーカー: Shanachie
  • 発売日: 2019/05/17
  • メディア: CD
 

 

Hyperspace

Hyperspace

  • アーティスト:Beck
  • 出版社/メーカー: Caroline
  • 発売日: 2019/11/22
  • メディア: CD
 

  

IGOR [Explicit]

IGOR [Explicit]

  • 発売日: 2019/05/17
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

Jimmy Lee

Jimmy Lee

  • アーティスト:Raphael Saadiq
  • 出版社/メーカー: Columbia
  • 発売日: 2019/08/23
  • メディア: CD
 

  

JESUS IS KING

JESUS IS KING

  • 発売日: 2019/10/26
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

Kingmaker

Kingmaker

  • アーティスト:Joel Ross
  • 出版社/メーカー: Blue Note
  • 発売日: 2019/05/03
  • メディア: CD
 

 

Legacy! Legacy!

Legacy! Legacy!

  • アーティスト:Jamila Woods
  • 出版社/メーカー: Jagjaguwar
  • 発売日: 2019/05/10
  • メディア: CD
 

 

Little Ghost [解説・歌詞対訳 / ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC612)

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ジュリアン・ラージ / ラヴ・ハーツ (Julian Lage / Love Hurts) [CD] [Import] [日本語帯・解説付]

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  • アーティスト:Julian Lage
  • 出版社/メーカー: Mack Avenue / King International
  • 発売日: 2019/02/15
  • メディア: CD
 

 

Love's Last Chance

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  • 発売日: 2019/08/16
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

Ma

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  • 発売日: 2019/09/13
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

Maria Bethânia, a Menina Dos Olhos de Oyá (Samba Enredo 2016)

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  • アーティスト:マリア・ベターニア
  • 出版社/メーカー: Biscoito Fino
  • 発売日: 2019/12/06
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

mint exorcist

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  • 発売日: 2019/12/01
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

Neon Brown [輸入盤CD] (4AD0149CD)

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No Home Record [解説・歌詞対訳 / 国内盤CD] (OLE1379CDJP)

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Not Far from Here

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Ode To Joy

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  • アーティスト:Wilco
  • 出版社/メーカー: Dbpm Records
  • 発売日: 2019/10/18
  • メディア: CD
 

 

Origin [輸入盤CD] (ZENCD256)_742

Origin [輸入盤CD] (ZENCD256)_742

 

 

Ovall

Ovall

  • アーティスト:Ovall
  • 出版社/メーカー: ORIGAMI PRODUCTIONS
  • 発売日: 2019/12/04
  • メディア: CD
 

 

PAUL

PAUL

  • 発売日: 2019/08/09
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

  

PERFECT VERSION

PERFECT VERSION

  • アーティスト:JULIA SHAPIRO
  • 出版社/メーカー: HARDLY ART/SUB POP
  • 発売日: 2019/07/27
  • メディア: CD
 

 

Sempre

Sempre

  • アーティスト:Marcos Valle
  • 出版社/メーカー: Far Out Recording Company
  • 発売日: 2019/07/05
  • メディア: CD
 

 

Shiny New Model

Shiny New Model

  • アーティスト:Bodega
  • 出版社/メーカー: Mom+Pop
  • 発売日: 2019/10/11
  • メディア: CD
 

 

シネマティック

シネマティック

  • アーティスト:ロビー・ロバートソン
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2019/09/20
  • メディア: CD
 

  

Spirit -Coloured/Ep- [12 inch Analog]

Spirit -Coloured/Ep- [12 inch Analog]

  • アーティスト:Rhye
  • 出版社/メーカー: Caroline
  • 発売日: 2019/07/19
  • メディア: LP Record
 

 

Tender

Tender

  • 発売日: 2019/09/24
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

Thanks for the.. -Digi-

Thanks for the.. -Digi-

  • アーティスト:Leonard Cohen
  • 出版社/メーカー: Columbia
  • 発売日: 2019/11/22
  • メディア: CD
 

 

The Ease of Others [Explicit]

The Ease of Others [Explicit]

  • 発売日: 2019/09/13
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

  

The Misfit

The Misfit

  • 発売日: 2019/10/31
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

This-Is What I Wanted

This-Is What I Wanted

  • アーティスト:Lambchop
  • 出版社/メーカー: Citys
  • 発売日: 2019/03/22
  • メディア: CD
 

 

Two Hands [解説・歌詞対訳付 / ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (4AD0180CDJP)

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Two: Live At The Sydney Opera House

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Undeniable

Undeniable

  • アーティスト:Nao Yoshioka
  • 出版社/メーカー: SWEET SOUL RECORDS
  • 発売日: 2019/08/16
  • メディア: CD
 

 

Ventura

Ventura

  • アーティスト:Anderson Paak
  • 出版社/メーカー: 12 Tone Music, Llc
  • 発売日: 2019/04/26
  • メディア: CD
 

  

VOX

VOX

  • アーティスト:PEDRO MARTINS
  • 出版社/メーカー: HEARTCORE RECORDS/MOCLOUD
  • 発売日: 2019/07/03
  • メディア: CD
 

 

When I Get Home [Explicit]

When I Get Home [Explicit]

  • 発売日: 2019/03/01
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

アンバー

アンバー

  • アーティスト:カミラ・メサ
  • 出版社/メーカー: コアポート
  • 発売日: 2019/05/29
  • メディア: CD
 

 

Ghosts

Ghosts

 

 

The Secret Life of VIDEOTAPEMUSIC

The Secret Life of VIDEOTAPEMUSIC

 

 

COMMUNICATIONs

COMMUNICATIONs

 

 

Share the Light

Share the Light

  • 発売日: 2019/09/18
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

City Folklore

City Folklore

  • アーティスト:高野寛
  • 出版社/メーカー: SUNBURST
  • 発売日: 2019/10/09
  • メディア: CD
 

 

JUQCY

JUQCY

  • アーティスト:Naz
  • 出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC
  • 発売日: 2019/07/24
  • メディア: CD
 

 

深夜。あなたは今日を振り返り、また新しい朝だね。

深夜。あなたは今日を振り返り、また新しい朝だね。

  • アーティスト:Kaede
  • 出版社/メーカー: T-Palette Records
  • 発売日: 2019/06/18
  • メディア: CD
 

 

STORY

STORY

  • 発売日: 2019/05/08
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

Scheduled by the Budget(特典なし)

Scheduled by the Budget(特典なし)

 

 

cherish(初回限定盤)(DVD付)

cherish(初回限定盤)(DVD付)

  • アーティスト:KIRINJI
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2019/11/20
  • メディア: CD
 

 

Night Flow

Night Flow

  • 発売日: 2019/09/04
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

PACIFIC(通常盤)

PACIFIC(通常盤)

 

 

Big fish

Big fish

  • アーティスト:王舟
  • 出版社/メーカー: felicity
  • 発売日: 2019/05/22
  • メディア: CD
 

 

FNCY

FNCY

 

 

Fishing

Fishing

 

 

bless You! (完全生産限定盤)

bless You! (完全生産限定盤)

 

 

FRESH

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HOCHONO HOUSE<CD>

HOCHONO HOUSE<CD>

 

 

未来

未来

 

 

Love Came Down

Love Came Down

  • アーティスト:Brian Owens
  • 出版社/メーカー: SWEET SOUL RECORDS
  • 発売日: 2019/07/17
  • メディア: CD
 

 

LIVE ALBUM『感電の記憶』
2002.5.19 TOUR『NUM-HEAVYMETALLIC』日比谷野外大音楽堂

LIVE ALBUM『感電の記憶』
2002.5.19 TOUR『NUM-HEAVYMETALLIC』日比谷野外大音楽堂

 

 

或る秋の日(受注生産限定盤)

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Infintro

Infintro

  • アーティスト:((( O )))
  • 出版社/メーカー: ((( O )))
  • 発売日: 2019/08/27
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

以上。ここからさらに2019年のベストを絞り込んでいくとなるとやはりリリースが近かったこともあって印象に残っている、かつ、めちゃくちゃ聴いていたのはKIRINJI。

cherish(初回限定盤)(DVD付)

cherish(初回限定盤)(DVD付)

  • アーティスト:KIRINJI
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2019/11/20
  • メディア: CD
 

前作も最高だったが、音の良さ、そして歌詞の内容ともに最高傑作記録を塗り替えてきた感じがある。 

HOCHONO HOUSE<アナログ> [Analog]

HOCHONO HOUSE<アナログ> [Analog]

 

細野さんのアニバーサリーイヤーだったこともあり、いろいろ話題が多かったがこのアルバムもよく聴いた。

STORY (初回限定盤B)

STORY (初回限定盤B)

 

細野さんフォロワーとして名前を知ったネバヤンも快作で今年の夏はよく聴いたな―。

The Secret Life of VIDEOTAPEMUSIC

The Secret Life of VIDEOTAPEMUSIC

 
PACIFIC(通常盤)

PACIFIC(通常盤)

 

VIDEOTAPEMUSICとCKBも夏によく聴いた。

以上、なんか2019年を振り返ったときにパッとでてきたのはこの5枚で全部邦楽なのだが、洋楽でパッと思いつくのは以下の3枚。

Let Love

Let Love

  • アーティスト:Common
  • 出版社/メーカー: Concord
  • 発売日: 2019/08/30
  • メディア: CD
 
Jimmy Lee

Jimmy Lee

  • アーティスト:Raphael Saadiq
  • 出版社/メーカー: Columbia
  • 発売日: 2019/08/23
  • メディア: CD
 
JESUS IS KING

JESUS IS KING

  • 発売日: 2019/10/26
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

あと、キム・ゴードンのソロも衝撃を受けたな―。

No Home Record [解説・歌詞対訳 / 国内盤CD] (OLE1379CDJP)

No Home Record [解説・歌詞対訳 / 国内盤CD] (OLE1379CDJP)

 

 

吉澤誠一郎 『清朝と近代世界: 19世紀』

 

清朝と近代世界――19世紀〈シリーズ 中国近現代史 1〉 (岩波新書)

清朝と近代世界――19世紀〈シリーズ 中国近現代史 1〉 (岩波新書)

 

東アジアにおける日本の立ち位置を捉えなおすような意味で東アジアの近代史を学びなおすシリーズ。こちらは岩波新書の「シリーズ中国近現代史」の第1弾であるのだが、同様の試みで読んだ『新・韓国現代史』と同様大変に面白い一冊だった。17世紀に成立した清朝の繁栄と衰亡をコンパクトにまとめているのだが、政治文脈だけでなく、どういった学問がメジャーとなっていたのか、あるいは隣国との関係性まで絡ませながら密度はとても濃い。

高校で世界史選択だったわたしにとっては随分懐かしい名前が並んでいる感じ。だが、高校世界史では触れられなかったアヘン戦争の原因の経済学的側面*1とか「へー! そういうことなの!!」と驚きを伴う学びがいくつもある。

アヘン貿易は、実は、アメリカ南部の奴隷制綿花生産、イングランド北部の紡績業やロンドンの金融市場とも深く結びついていた(P. 43)

とか、めちゃくちゃ大きなグローバル経済圏の存在を感じさせ、そうか、19世紀にはすでに東アジアにグローバリズムの波が来てたんだなぁ、とか思う。そういうのを理解させるためには中等教育において経済学の基礎的な部分を学ばせないといけないよねえ、とも思ったり。

アヘン戦争あたりから清って政治は腐敗してるし、ズルズル列強にやられまくっちゃって滅亡しちゃうんだよね〜」みたいなイメージがあると思うんだけど、そのイメージに対して本書は「それって歴史の勝者が一方的に作ったイメージだよね(辛亥革命清朝を滅ぼした側が作った歴史観だよね)」と批判的な立場を取っているのも面白い。

たしかに国内で紛争が起きたり、列強にやられまくって大変ではあったのだが、列強との貿易は一方的に搾取されていたわけではないし、制度をいろいろを変えたりして途中で盛り返したりもしている。むしろ、清って頑張ったし、このときにできた経済圏が現代の中国の経済圏の礎になってるから重要だ、みたいな話はひたすら学びでしかない。

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*1:高校世界史的にはアヘンの流行によって国の治安や風俗が悪化したことが要因としてあげられていたと思うが、それだけでなくアヘン貿易によって清国内の銀が大量に海外に流出したことも問題視された

『WIRED』Vol. 32 「DIGITAL WELL-BEING」

 

以前からお慕いしている方のブログに「ウェルビーイング」という言葉がでてきたのでフォローしてみる気分に。手はじめに『WIRED』のバックナンバーから。特集序盤から『サピエンス全史』、『ホモ・デウス』のベストセラーで知られるユヴァル・ノア・ハラリの対談などが読みごたえある。

そこでは18世紀の哲学を基盤にして構築された人間観や社会制度は現代のテクノロジーに対して時代遅れになっており、アップデートする必要があるのだ……という大きな提言がなされている。提言の大きさに対して「テック企業は倫理的であるべきだ」みたいな「廊下は走っちゃいけません」レベルの話しかできていない気もして、それは18世紀的な倫理観とは言えないのか、とか思うのだが、脳科学などの成果によって身体や脳や思考といったレヴェルで、人のなかで起きていることを把握し、何をするか予測できるようになり、人間が「ハック可能な動物」となっている、という表現は面白い、と思った。

ハックされる領域は、中動態的なエリアだと言えるだろう。アルゴリズムによってレコメンドされるものを素直に受け取ってしまう行動性は、自分の意識の全面/前面にでている意志の領域ではない部分まで読み取られ、ハックされている、ということだ。精神分析ではないやり方で無意識に対して/現実界に対して処理がおこなわれていく感じとも言いかえられるかもしれない。

ハックされることが即ち悪ではない、とはいえ、個人的には「めちゃくちゃにハックされすぎてしまうことが、どうして悪だと言えるのか?」と疑問に思わなくもない。ハックされすぎてしまった人間が逸脱する規範は、18世紀的な人間観に過ぎないのでは、ということで。もちろん、わたしとしては「ハックに抗っていく道」をいきたいとは思うのであるが……。

松下幸之助 『指導者の条件』

 

指導者の条件

指導者の条件

 

オフィスに転がっていたので借りて読んでみた。日本や中国の歴史故事からリーダーシップに役立ちそうな話としてまとめている本。1975年刊行。もはやクラシックか。クラシックすぎてどっかで読んだことがある話ばかりなのだが、これが源流だったのかもしれない。

ブレイディみかこ 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

 

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

 

今年の話題書。大名著『いまモリッシーを聴くということ』の著者によるエッセイ集。イギリス在住で著者の息子を通して見えてくるイギリス社会の様相を伝えている。小学校は品の良いカトリック学校、中学校では地元の元底辺校、というギャップ(しかも中等教育、という要するに多感で難しい年頃の話)がひとつひとつドラマを作っていくのだが、本書が(おそらくは親世代の)感心を呼んだのは、それが「イギリスのはなし」ではなく「我々のはなし」として読み替えて受け取ることが可能な、というよりも、そのように受け取るべき本だからだろう。

このような外国の教育制度にフィーチャーした本が「外国では〜」と出羽守(でわのかみ)を召喚しがちのようにも思うのだが(本書で何度も言及されるシティズンシップ教育、市民としてのあるべき倫理観に関する教育、のようなものは、おそらく最も出羽守を誘発する剤である)、それはそれとして、経済格差や人種差別といった問題の我々の世界との近さについて考えていくべきだろう。

本書ではハッキリ、スッキリと良い感じに物事や問題が整理され、解決されていくような展開はない。子供も親も悩みながら生活を続けていく。そこには偏らないこと、極端な選択を避け続けることで得られる「正しさ」と、そうであるがゆえに発生する「息苦しさ」のようなものが共存している。

無理やりどれか一つを選べという風潮が、ここ数年、なんだか強くなっていますが、それは物事を悪くしているとしか僕には思えません。(P.64)

著者の息子が通う元底辺校の校長が語る言葉は、その状況を暗示するかのようだ。しかし、このなにか一つを選ばないことによって正しさを保てる社会、というものは、ギリギリの豊かさ/余裕のようなものによってこそ担保されえるものでもあろう。選んでしまったほうが、偏ってしまったほうが、収まるし、楽になれるのではないか。徹底的な貧しさはそのような誘惑を呼び起こすようにも思う。まさにこうした主題は『観光客の哲学』的なものであって「2020年以降、ルソーがくる」という私的な予言へとつながっていく。

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福尾匠 『眼がスクリーンになるとき: ゼロから読むドゥルーズ『シネマ』』

 

眼がスクリーンになるとき ゼロから読むドゥルーズ『シネマ』

眼がスクリーンになるとき ゼロから読むドゥルーズ『シネマ』

  • 作者:福尾匠
  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売日: 2018/07/26
  • メディア: 単行本
 

ドゥルーズの『シネマ』は読んだことないけど思い出深い本である。学生の頃一番仲が良かった友達はシネフィル系の人だったのだが、彼は『シネマ』を原書、英訳でもっていて、『シネマ2』の翻訳が『シネマ1』よりも先に出た、という話をした。なぜ、そんなことをしっかり覚えているのか、といえば『シネマ2』の翻訳者のひとりである宇野邦一の講義を、その友達と一緒に受けていた、とかそういう要素も絡んでいるのだろう。社会人になってから『シネマ1』の邦訳も出揃い、思い出もあって「いつか読みたい本」みたいな気持ちはずっと続いている。が、例によって読めてないし、買ってもいない。

で、昨年出ていたこの本。副題は「ゼロから読むドゥルーズ『シネマ』」。近年、自分のなかでフランス現代思想への関心が高まりつつある流れで手を出してみたのだが、むずかしくて挫折した。ゼロから読めませんでした。丁寧に書かれているのだと思うのだが、いまの自分にはこれを丹念に噛み砕いて読み通す体力と時間がなかった。

『シネマ』はどういう本なのか。このタイトルからは「哲学によって映画を語る解釈の提示」的なものが想像されうるだろうが、全然そういう本じゃなくて、ドゥルーズは哲学を練り上げるための媒体として映画を用いている、と著者は位置づける。そうなのか、とイチイチ勉強になるのだが……正直本書で『シネマ』が遠ざかってしまった感じはある。

ドゥルーズ読解のために丁寧にベルクソンを紐解く箇所なども勉強になり「ベルクソンって認識論、脳科学とか神経科学とかが分かり始めた頃の認識論って感じなんだなぁ」とか感心したりもする。

イメージの宇宙を光の拡散に読み替え、その光を受け取るスクリーンがあってはじめて特定の像が結ばれるということを、生物の知覚の発生に結びつけている。(P.142)

ベルクソンに関するこういう記述は、まるでアヴィセンナのようだな、と思ったり。存在論とか認識論とかまるで自分には関心がないことも確認したりして。