sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2023年1月23日、あるいはRC

4時半に起きる。どうやら昔の勤務先にいるらしく、妙な集会で「これからのスローガン」みたいなものを教えられる夢。スローガンに含まれるキーワードはすべてアルファベットによる略語なのだが、どうにも読み解けない。RC = Return to Customerとかいろいろあった。

英語ルーティン。

朝食後にドンブラザーズを見る。戦隊モノにはありえない質の演技がでてくる。

昨日野村訓市のラジオで「夢の続き」が流れていた。聴きながら朝ジム。背中。

Meeting with a Judas Tree (IPM-8139)

Meeting with a Judas Tree (IPM-8139)

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tdさんのブログで聴き忘れていたことに気づく。サウス・ロンドンとシエラ・レオネを拠点に活動しているマルチなアーティスト(音楽だけじゃなく、物書きや絵画や織物をやってるらしい。坂口恭平みたいである)。昨年Meditaionsのプッシュで知ったアーティストだがイマイチピンと来てなかった。しかし、本作はかなり良い。tdさんが坂本龍一を連想させる旨を記していたけれど、たしかにわからないでもない。一方で坂本龍一はこういうピアノの録り方は絶対しないな、とも思う。

夕方、たまたま香港からの電話にでる機会があった。香港の一般電話回線。向こうの音質がめちゃくちゃ悪く、どうやらレイテンシーもかなりあるのがストレスに感じたのでその旨を伝えたら、今度は日本の携帯電話回線を使って電話をかけてきた。すると見違える(聞き違える)ような音声品質に。一般電話回線(おそらくはアナログ)と携帯電話回線(デジタル)の違いだと思うのだがちょっと面白い出来事。

テーピングのおかげでだいぶ捻挫は良くなったが、テープのかぶれがひどく地獄。

2023年1月22日、あるいはA先生

5時過ぎまで寝る。通っていた中学校の校舎にいる。理科の実験室でなにやら実験をしているらしいのだが、先生の話を聞かずに卓上でサイフォンコーヒーをいれている夢。途中でトイレにいきたくなる。すると先生が写真を見せてくれる。それは手術によって尿道にバイパスのようなものを作った様子で、男性器の根元あたりに金属で出来た新たな尿の出口ができている。先生はたしか中1のときの担任だった理科の先生。「ファラデー」という名前の学級新聞みたいなのを出していた。福島市だったか福島県だったかの教育委員会の偉い人になっていたはずだ。

英語のハノン。終わって黒沢清の「ドレミファ娘の血は騒ぐ」を見始めたがHが起きてきたので途中でやめる。伊丹十三が出ている。

朝食後、筋トレ。胸、腕。プッシュアップは4種類計120回やる。

加湿器を買いに出かける。昼はサイゼにて。満席のファミレスでゲームや勉強をしている中高生を見て自分の子供はこういう風になりません(ならない)ように、と思う。

電気屋を2軒回って象印の加湿器を購入。

AがHを連れてでかけてくれたあいまに気絶。

風呂上がりに野村訓市のラジオを聴く。年末年始をタイで過ごしたことが話題になっていたが、セレブの体験談がこんなに嫌味なくさらりと話されているのも特別な才能だと思った。

2023年1月21日、あるいは掃除

5時に起きる。とある山岳地帯を観光している夢。その一帯では山を沿うように気流が流れており、パラグライダーで移動ができる。ホテルのあるところからパラグライダーでお祭りの会場まで移動していた。その移動手段がポピュラーなものになっていて、祭りの会場にはパラグライダーを一時預かりしてくれる屋台がでていた。

英語のハノン。

エヴァ」。15話。梶と謎の女の会話のシーンは押井守みたい。そしてアスカのデート服がダサい。梶とミサトさんとリツコがバーで飲んでるシーン、ガラスやグラスに反射して顔が映る絵が良かった。全体的に絵が良い。Hが起きてきて「なんでガンダムは大人がロボットを操縦するのに、エヴァンゲリオンは子供しか操縦しないの」と質問してきた。

「ウィークエンドサンシャイン」を聴く。ジェフ・ベック追悼特集。ドラムンベースに合わせてインドっぽいフレーズを弾きまくる曲など初めて聴くものがあった。聴きながら精力的に掃除。空気清浄機や加湿器のメンテナンス。

Hを散髪に連れて行き、昼ごはんを調達。おにぎり屋さん。Hがおにぎりを3つ食べると強く主張するので喧嘩。

午後少し仕事。おやつの前にHのサッカーに付き合う。足はテーピングでガチガチなので走れず、5歳児をドリブルで抜けないし、当然のように止められもしない。

夕食後、気が向いて換気扇の掃除をはじめてしまう。毎度大変。なんか掃除を一生懸命する日だった。

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読了。

向田邦子 『阿修羅のごとく』

向田邦子の脚本をノベライズしたもの。谷崎潤一郎の『細雪』をベースに書かれてるんじゃないかと思うのだが、同じぐらい面白い。これを読んで森田芳光が監督した映画が前半部分だけだったことを知り、かつ、この映画版のキャスティングの素晴らしさがわかる。とくに滝子 = 深津絵里のハマりかた。深津絵里のヴィジュアルで、中嶋朋子の演技をしてたらすごかっただろうな、と思う。しかし、それ以上に素晴らしいと思ったのは、中村獅童の勝又で、このホンにおけるキャラクターを過剰なまでに表現していたことを思い出す*1

 

*1:中村獅童もいろんな不祥事やいろんなイベントがなかったら、もっともっと幅がある役者として活躍できただろうに、なにか許せないものがある存在である

松原岩五郎 『最暗黒の東京』

明治時代のジャーナリストが当時の東京の貧民窟を取材した実録ルポ。文章が現代文じゃないのでかなり読みにくい部分もあるのだが、かなり壮絶なことが書かれていて面白い。たとえば都内の木賃宿では15畳ぐらいの大きめのワンルーム(とは言わないだろうが……)に銘々衝立などを立てて3〜5世帯が同居していて、そこには夜、さらに客を入れて寝かせていた……みたいなことが書いてある。相当なものだが不思議と悲壮感がないのは、エネルギーに満ちまくっていた時代だったからなのかも。どうやらこの当時から東京=眠らない街、だったようで、吉原とかの色街で遊ぶ旦那方の移動のため車夫が夜通し走っていた、とある。その車夫たちに食事を提供するのにいろんな屋台で賑わっていたらしい。

(なお、巻末の解説を坪内祐三が書いてるとAmazonでは紹介されているのだがKindle版には収録されておらず……Amazonに問い合わせたらギフト券で返金があった)

2023/2/27追記: Amazonとあわせて講談社にも問い合わせていたところ、1ヶ月以上経って返信があり、Kindle版リリース時の不備とのことで収録されていなかった坪内祐三の解説も追加して再配信されると連絡をもらった)

2023年1月20日、あるいは計画を立てる

4時半におきる。夢のなかで街歩き雑誌の新入社員になっていた。おそろしく古いMac(有線で形が丸いマウスを使っていた)でDTPをするのに四苦八苦していた。学生の頃にとある音楽雑誌(いまはもうない)でアルバイト(のさらに見習い)みたいなことをしていた記憶が関連してそうな気もする。

英語ルーティン。

今朝はデヴィッド・クロスビーの訃報。2021年のアルバムがかなり良かったから残念。

朝ジム、胸、腕。

昨日もらった話から今後の計画的なものを書き出してみる。

最近は以前にましてアンビエントみたいなものを好むようになり、今日は『Neroli』を聴いていた。配信版だと本編よりも長大なボーナス・トラックが聴ける。これがまたまろやかなドローンで大変よろしい。MBPをクラムシェルにして聴いてたら、音楽の持つ周波数特性と置き場所が異様なマッチングを示し、めちゃくちゃな良い音で響いて驚いた。

MUSIC FOR TEA TIME BY CORNELIUSjinnan.house

Corneliusのカセットテープ付のお茶とTシャツを注文。ちゃんと発売時間をスケジュールに入れておいたのにすっかり忘れていてもう欲しいサイズ(M)は売り切れていた。やむなくLで注文。

夕食後に前回の「Barakan Beat」をradikoで聴く。高橋幸宏の訃報について触れられている。

読了。感想はまた明日書こう。

 

2023年1月19日、あるいは盛り上がる

4時半に起きる。松尾潔さんと食事をする夢。緊張で全然喋れず。なぜか映画監督のFさんも同席しており「あ、おふたりってどちらも早稲田ですよね」みたいな話題を振っていた。英語ルーティン。共和党の候補者が民主党の議員の自宅を銃撃するよう仕組んでいた容疑で逮捕というニュースに驚く。大変なことだ。ここ半年ぐらい水不足とか水道インフラが崩壊してるみたいなニュースが定期的に報じられている気がする。夏になると電力問題の話も出てくる。自然災害もすごいし、一体アメリカってどういう国なんだ、って感じだ。世界一の先進国でありながら、政治的な信条に起因して暴力事件や暴動が起き、公共インフラ崩壊の危機が叫ばれ、大規模な自然災害もある。先進性と未開状態が同居しているようだ。

昨日ふと思ったが昨冬は家で仕事しててずっと寒くて仕方なかったのに、今冬はそんな感じがしない。米軍フリースの効果かもしれないし、筋トレの成果だったりするのかもしれない。仕事をしている子供部屋はえらく寒いのだが、リビングは暖かい感じがして、暖房なしでも全然過ごせる。

朝ジム。背中。

Kick Out the Jams

Kick Out the Jams

  • アーティスト:MC5
  • Used Item
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MC5でブチあがりながら。ルソー研究のFさんがTwitterにあげてからよく聴いてる。

帰宅して仕事。

Brutus」で紹介されていたフランソワ=グザヴィエ・ロトによるストラヴィンスキーを聴きながら。バレエ・リュスのレパートリーを扱っているのだが、ストラヴィンスキーの《春の祭典》、《ペトリューシュカ》、《火の鳥》はわざわざ初演版を使っており、楽器も1910年代当時のものを集めて利用しているらしい。ただ、音色の面でそこまで大きな変化が現代の楽器と違ってるか、というとそうでもない気がする。そもそもの楽譜の違いのほうが「へぇ、こんなだったんだ」という気づきを呼ぶ。

夕方、面白い話がガッと盛り上がる。

 
 
 
 
 
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仕事を終えて届いていたレコードを聴く。

安く買えてホントに良かった。

sekibang.hatenadiary.com

読了。