3月にSONYのMDR-M1STが(ふるさと納税で)届いたばっかりだったのだが、同じSONYのノイズキャンセリングヘッドホン、WH-1000XM5を購入。
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イヤフォン/ヘッドフォン関連でいえば、4月にはオープンイヤータイプのBTイヤフォンを買ってもいたのだった。なんでこんなにイヤフォン/ヘッドフォンを増やしてるのか。Mac miniを買ったり、iPad Airを買ったり、仕事でPCを借りたり……とデヴァイスが増えたらBTイヤフォンが2台じゃ足りなくなったので……と言い訳してみる。
そう、いまどきのBTイヤフォンなら当然マルチポイント接続に対応しているのだが、ひとつのイヤフォンに3台以上のデヴァイスを登録しており、かつ、イヤフォン利用時に同時のそれらのデヴァイスが近くで起動中の場合、その時使いたいデヴァイスにつながってない……! という事象が度々発生する。都度、設定を切り替えれば良いだけの話なのだが、切り替えのためにスマホアプリで操作が必要だったりして面倒……で、結局、イヤフォン/ヘッドフォンのほうを増やすのが最適解だ……と思うのだった。それぞれMDR-M1STはハイレゾ音源を自宅で聴くように、BTイヤフォン(2個)は家から持ち出すマシン用に、今回のWH-1000XM5は自宅に据え置いているMac miniで使うように……という運用でいこうと思っています(長い言い訳)。
最高峰のノイズキャンセリング性能を謳っているだけあって、そのノイキャン性能は感動的。電気屋でディスプレイされているものを試したときも装着時にスッと周囲のノイズが消える体験が驚きのレベルだったが、自宅で利用しているとエアコンや洗濯機、空気清浄機のノイズが消えてすごく良い。同じ部屋でテレビがついている状態でもテレビから流れる人の声などをカットしてくれるので再生されている音声に集中できる。食器洗いをしながら音楽を聴く……みたいなときも水流音をカットしてくれる。まわりがうるさくても、クラシックの室内楽みたいな音楽をしっかり聴ける、そういう感じ。モダンなR&Bのように低音がブリッと出ている音楽を聴くなら、まわりのノイズはほぼゼロになる。
音質面では、当初、そこまで良いとは感じず、マジか……とかなり拍子抜けだったのだが、デフォルトの設定がかなり淡白な鳴り方なのだろう、イコライザーを使って好みの音質に変更してこそ真価がわかる。低音をブーストするとまとまりがある低音が楽しめるし、音の分離の良さや中高音の音質もとても良い品質だ。全体的に上質。専用アプリを利用することで自分好みのイコライジングをさぐりながらチューニングする機能が備わっているのも便利(ただ、アプリに接続しないとイマイチ……という、製品がスタンドアローンで完結しない仕上がりには賛否両論あろう)。
細かな機能では、2台同時接続時の機器の切り替えはかなりスムーズ。接続されている2つの機材で同時に音楽を再生すると、先に再生されている方が優先されて出力されるが、出力されているほうを停止すると、すぐさまもう一つの機材側に出力が切り替わる。
ヘッドセットを耳に装着したまま会話をすると、外音取り込みに自動で切り替わり、音楽再生も止まるスピーク・トゥ・チャットはいらない(デフォルトオフなのもわかる)。独り言でも音楽が止まるのがめちゃくちゃダルい。右側のタッチセンサーがついてる方を手でおおうと、即時に外部の音を取り込むモードになるのでその機能で充分だと思う。
音量操作や再生/一時停止などもこのタッチセンサーでコントロール可能なのだが(このため物理的なスイッチは電源スイッチとノイキャン機能の切り替えスイッチしかついてない)これも評価がわかれそうな部分。物理スイッチがない分、デザインはスマートに整っているが、タッチセンサーの感度がやや良すぎるのではないか、とも思える。
総合的に判断するとめちゃくちゃ良いプロダクトで、これで5万しないオンライン実売価格ならかなり良い。もうすぐ新しいモデルが出るんじゃないか、みたいな情報も見たのだが、ここから新モデルで性能向上だ、となるとここからさらに価格があがって5万を確実に超えてくるんじゃないか、と思う。
(有料部分では一言、ここがイマイチ! という点を書いてます)