sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

日記

30日。六本木のバーにてさまざまなウィスキー飲み放題という天国的なイベントに参加。一晩で6種類か7種類のウィスキーを飲んだ気がするが、それだけ飲むのも初めてだったかもしれない。しかし、量はあんまり飲めないものである。体に溜まるのが早いし、何一つ飲んだものの固有名を覚えていなかった。途中で疲れてビールを3杯ぐらい飲んだ。楽しい出会いもあり、とても勉強になる晩だった。

31日。学生時代からの友人をひとり招いて、紅白を見ながら年を越す。

見る番組がなくなったのでシャマランの『サイン』のDVDを流し始めたが、開始から15分ほどで寝ていたらしい。

そして2015年の元旦。ダラダラと酒を飲み、テレビを見ながらホカートの『王権』を読んでいるうちに元旦は終わった。

王権 (岩波文庫)

王権 (岩波文庫)

 

 今年は30歳になるので、なにか特別な目標でも立てようかと思うが「苦手だった柚子を食べられるようになる」という軽い目標を早々に達成してしまい、どうしようか思い悩んでいる。ドラスティックに音楽との付き合い方を改める、なども考えたりもする。ここ数年、音楽を聴くことよりも、音楽を買うこと、音楽を消費することに意味を感じているような気がして、それは怠惰な趣味のように思われ、ダメなんじゃないか、もっと高校生みたいに渇望するように音楽を聴かなきゃいけないんじゃないか、とかすごく反省している。でも、別に「なにを聴いても驚かなくなった」というわけでもないんだよな。それどころか、心の琴線は年々太く広くなりつつあるように思われ、どうして良いかよくわからなかったりもするのだった。

だからと言って、暇さえあれば音楽を聴きたい、というわけでもない。2015年初めて聴いたCDは元旦が終わる頃に、思いついて再生し始めた、ユン・イサンの交響曲全集。この作曲家は今年没後20周年にあたる。