sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2017年9月に聴いた新譜

9月は営業の仕事をずっとやっていて一瞬で溶けてしまった……。旧譜ばっかり聴いていた感じ。

まっしろな気持ちで会いに行くだけ

まっしろな気持ちで会いに行くだけ

 

楽しみにしていたのはこのアルバム。新しい、生っぽい平賀さち枝の姿があらわれているようで素晴らしい内容だった。なんというか「江ノ島」のPVで撮られた、おぼこい、作られたイメージから抜け出していて。Negiccoに提供した「虹」(大名曲)のセルフカヴァも収録されている。


平賀さち枝 - 10月のひと

ダンサブル(初回限定盤A)(Blu-ray Disc付)

ダンサブル(初回限定盤A)(Blu-ray Disc付)

 

KIRINJIの最新アルバムにも参加していたRHYMESTERのアルバム、返礼するかのようにKIRINJIが一曲参加している。ノーナ・リーヴスとかRHYMESTER、ってラジオの書き起こしサイトでよく名前を見る人たち、って認識になってしまっており、なんか自分のなかでひとくくりになっちゃっているのだが、彼らのアルバムの安定したクオリティってすごいな、って思う。

シューベルト:ピアノ・ソナタ 第20番&第21番

シューベルト:ピアノ・ソナタ 第20番&第21番

 

ひさしぶりにクラシックの新譜も聴いたのだった。ツィメルマンによるシューベルト。なんか疲れたときにこの曲がはまってくる瞬間があった。

NegiccoのKaedeちゃんのソロ。スカートが全面参加。これは7インチを買った。B面のKIRINJIが鈴木亜美に提供した「それもきっとしあわせ」のカヴァが大名曲、ということに気づく。


Kaede(Negicco)「あの娘が暮らす街(まであとどれくらい?)」(作詞・作曲 澤部 渡 編曲 スカート)

ブランク

ブランク

 

渡邊琢磨の新譜も「いまの気分」だった。冨永昌敬の映画『ローリング』のサウンドトラックとも通ずる音。

以下、ディスクユニオン新宿ラテン・ブラジル館がつぶやいている新譜情報から聴いたもの。

Guris

Guris

  • アーティスト: Jovino Santos Neto & André Mehmari
  • 出版社/メーカー: Adventure Music
  • 発売日: 2017/07/21
  • メディア: MP3 ダウンロード
  • この商品を含むブログを見る
 

ジョヴィーノ・サントス・ネト(パスコアール系の人らしい)とアンドレ・メマーリによるデュオ。クラシックとジャズとブラジル音楽を越境しまくるたいへんなアルバム。リリカル。

O Pequeno Milagre De Cada Dia

O Pequeno Milagre De Cada Dia

 

サンパウロのピアニスト、ベンジャミン・タウブキン。中東・アフリカのルーツっぽい響きとブラジル音楽がスピリチュアル・ジャズのなかに溶け込んでいるような。

Semreceita

Semreceita

 

アントニオ・ロウレイロがプロデュース、「ミナス新世代」(これももうちょっといい感じのネーミングないのか、アルゼンチン音響派みたいな)の音にはやや食傷気味だったのだが、これはなかなか新鮮に聴けた。ちょっとカンタベリー・ミュージックみたいな感じがあって。