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文化的消費活動の日記

千葉雅也 『メイキング・オブ・勉強の哲学』

 

メイキング・オブ・勉強の哲学

メイキング・オブ・勉強の哲学

 

自己啓発本を偽装した哲学書」、『勉強の哲学』はいかにして書かれたかを解き明かすドキュメントであり、執筆メソッド・思考術に関する良書。そこでは哲学・思想の言語が用いられていることを考えれば、これも哲学書・思想書として分類できるだろう。紙 + 手書きによるアイデア出しから、TwitterEvernoteなどのツールを駆使しつつ、WorkFlowyによって構造化されたアウトラインによる分析・検討、時には他人との対話……というプロセスを経て、あの恐ろしくリーダブルな哲学書が執筆されたことがわかる。わたし自身すでに使っているツール、書き方も紹介されていたりするんだけれど、それがどういう風に意味づけられるのか、を再確認させてくれるところも面白かった。

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