- 作者: ヤーコプ・タウベス,高橋哲哉,清水一浩
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/08/28
- メディア: 単行本
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カール・シュミットやフランクフルト学派とも親交をもったユダヤ学者が死の直前に教壇から語った講義録。パウロによって書かれたとされる新約聖書の「ローマ書」から、後世にさまざまに解釈されたことによって付与された意味づけを剥ぎ取り、パウロの原初的な読み直しを試みようとするもの……なのだが、前提知識が多くて、わたしにはちょっと難しかった。原著の編纂者たちによる「後書き」(本文と同じぐらい長い)から読むと良いのだと思う。こういう本をじっくり読書会とかで読むような時間を持ちたい。