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文化的消費活動の日記

2020年に読んだ本を振り返る

2020年はnoteの日記に読んでいるときのリアルタイム的な感想を書きつつ、読了のタイミングで感想記事をまとめて書く、というようなことをやっていた。はてなブログへの復帰にともないこの感想記事のほうを無料で全部読めるように設定変更し、ここにまとめておく。特に良かった本は太字にしておこう。

  1. 大滝詠一による大滝詠一研究書 『大滝詠一 Talks About Niagara』|mstk|note

  2. 世界の変化の高速化によってよりリアリティを持つ哲学 カンタン・メイヤスー 『有限性の後で: 偶然性の必然性についての試論』|mstk|note

  3. さすがに時代遅れか 伊丹十三 岸田秀 『哺育器の中の大人: 精神分析講義』|mstk|note

  4. マインドワンダリングからフローへ ラファエル・A・カルヴォ ドリアン・ピーターズ 『ウェルビーイングの設計論: 人がよりよく生きるための情報設計』|mstk|note

  5. 非メディアコンシャスの快楽 落合陽一 『魔法の世紀』|mstk|note

  6. 生活における神託 暮らしの手帖社 『暮らしのヒント集』|mstk|note

  7. 平易な言葉で書かれてはいるが…… ジャック・ラカン 『精神病』|mstk|note

  8. 逸脱した言語の用法とリアリティ 鈴木大介 『老人喰い: 高齢者を狙う詐欺の正体』|mstk|note

  9. 恥ずかしくない英語のために 江川泰一郎 『英文法解説』|mstk|note

  10. 信仰と人間と 山田晶 『アウグスティヌス講話』|mstk|note

  11. 体と言葉のあいだ、あるいは周縁へ思想 尹雄大 『脇道にそれる: 〈正しさ〉を手放すということ』|mstk|note

  12. 田舎貴族の食卓 辰巳浜子 『料理歳時記』|mstk|note
  13. 民藝はリアルか? 軸原ヨウスケ 中村裕太 『アウト・オブ・民藝』|mstk|note

  14. 西欧中世史の基本書だが翻訳が…… R. W. サザーン 『中世の形成』|mstk|note

  15. このコンセプトは良いと思うのだが…… 『世界哲学史1』|mstk|note

  16. ラカン入門の中級者向け スラヴォイ・ジジェク 『ラカンはこう読め!』|mstk|note

  17. ゆるく繋がる 小川さやか 『チョンキンマンションのボスは知っている: アングラ経済の人類学』|mstk|note

  18. いまこそ、本当のマルクスを 田上孝一 『マルクス哲学入門』|mstk|note

  19. 増補部分が良いので文庫版で買い直す価値あり 千葉雅也 『勉強の哲学: 来たるべきバカのために 増補版』|mstk|note

  20. 事例が新しいし、リーダブル 三谷宏治 『すべての働く人のための新しい経営学』|mstk|note

  21. 衝撃的に面白く、複雑にカナシイ ルシア・ベルリン 『掃除婦のための手引き書』|mstk|note

  22. 一家に一冊か!? 20世紀アートの教科書 『ART SINCE 1900: 図鑑1900年以後の芸術』|mstk|note

  23. 手仕事から見る民藝の地図 柳宗悦 『手仕事の日本』|mstk|note

  24. アディクションから逃れる 町田康 『しらふで生きる: 大酒飲みの決断』|mstk|note

  25. 第2部までの内容は一般常識として備えておきたい N・グレゴリー・マンキュー 『マンキュー経済学I ミクロ編』|mstk|note

  26. マルセル・プルースト 『失われた時を求めて 第5篇 囚われの女』|mstk|note

  27. マルセル・プルースト 『失われた時を求めて 第6篇 逃げ去る女』|mstk|note

  28. 『めかくしジュークボックス: 32人の音楽家たちへのリスニング・テスト』|mstk|note

  29. 村上春樹を英語で読み直す 『海辺のカフカ(Kafka on the Shore)』|mstk|note

  30. John M. Collins 『世界チャンピオンの紙飛行機ブック』|mstk|note

  31. ジャック・ラカン 『エクリ』、あるいは『エクリ』との格闘法|mstk|note

  32. 『Number PLUS: 野村克也と名将の言葉学。』|mstk|note

  33. 藤本隆宏 『生産システムの進化論: トヨタ自動車にみる組織能力と創発プロセス』|mstk|note

  34. 吉田秀和 『世界のピアニスト』|mstk|note

  35. 村上春樹 『村上T: 僕の愛したTシャツたち』|mstk|note

  36. マルセル・プルースト 『失われた時を求めて 第7篇 見出された時』|mstk|note

  37. 今和次郎 『日本の民家』|mstk|note

  38. 村上春樹 『猫を棄てる』|mstk|note

  39. プリンス・ロジャーズ・ネルソン 『The Beautiful Ones: プリンス回顧録』|mstk|note

  40. ルネ・セロー 『ヘーゲル哲学』|mstk|note

  41. 菊地成孔 大谷能生 『アフロ・ディズニー2: MJ没後の世界』|mstk|note

  42. ロブ・デサール イアン・タッターソル 『ビールの自然誌』|mstk|note

  43. 村上春樹 『一人称単数』|mstk|note

  44. 『伊丹十三記念館ガイドブック』|mstk|note

  45. 坂口恭平 『Pastel』|mstk|note

  46. 乗代雄介 『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』|mstk|note

  47. 谷崎潤一郎 『陰翳礼讃・文章読本』|mstk|note

  48. 千葉雅也 『ツイッター哲学: 別のしかたで』|mstk|note

通勤時間がなくなった分、本を読む時間が削られてしまい、あまりちゃんと読書ができた感じがしない年だったな……と思っていたが、こうして振り返ってみたら、プルーストの2周目を片付けたり、『海辺のカフカ』を英語で読み直したり、ラカンの『エクリ』やら「セミネール」にアタックしたり、かなり生産的な(?)読書をしていたようだ。一冊選ぶとするなら(例のごとく2020年の本ではないのだが)ルシア・ベルリンかなぁ。この本は本当に読んでいてめちゃくちゃに心が動いた。

 

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気がついたら読んだ本の振り返りも、10年を超してたのか……。

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