2020年はnoteの日記に読んでいるときのリアルタイム的な感想を書きつつ、読了のタイミングで感想記事をまとめて書く、というようなことをやっていた。はてなブログへの復帰にともないこの感想記事のほうを無料で全部読めるように設定変更し、ここにまとめておく。特に良かった本は太字にしておこう。
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世界の変化の高速化によってよりリアリティを持つ哲学 カンタン・メイヤスー 『有限性の後で: 偶然性の必然性についての試論』|mstk|note
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マインドワンダリングからフローへ ラファエル・A・カルヴォ ドリアン・ピーターズ 『ウェルビーイングの設計論: 人がよりよく生きるための情報設計』|mstk|note
- 田舎貴族の食卓 辰巳浜子 『料理歳時記』|mstk|note
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増補部分が良いので文庫版で買い直す価値あり 千葉雅也 『勉強の哲学: 来たるべきバカのために 増補版』|mstk|note
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一家に一冊か!? 20世紀アートの教科書 『ART SINCE 1900: 図鑑1900年以後の芸術』|mstk|note
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第2部までの内容は一般常識として備えておきたい N・グレゴリー・マンキュー 『マンキュー経済学I ミクロ編』|mstk|note
通勤時間がなくなった分、本を読む時間が削られてしまい、あまりちゃんと読書ができた感じがしない年だったな……と思っていたが、こうして振り返ってみたら、プルーストの2周目を片付けたり、『海辺のカフカ』を英語で読み直したり、ラカンの『エクリ』やら「セミネール」にアタックしたり、かなり生産的な(?)読書をしていたようだ。一冊選ぶとするなら(例のごとく2020年の本ではないのだが)ルシア・ベルリンかなぁ。この本は本当に読んでいてめちゃくちゃに心が動いた。
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気がついたら読んだ本の振り返りも、10年を超してたのか……。