sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2021年2月1日、あるいはレヴィナスの顔

起床

5時半ごろ。やけにサイケで長大な夢を見ていた。筋トレ。背中、上腕三頭筋。終わってソファでまた甘やかな二度寝を味わう。

朝食後、Hが観ていたウルトラマンZを一緒に観る。ケムール人がでてきた。

5分トランポリン。

昼食。レトルトで簡単に済ましてスケボーを持って外へ。オーリーの練習。わずかに浮き始める。しかし、股関節を痛める。

次はこの練習を試してみよう。もっと丁寧に練習していくことが必要だ。

頃合いをみて株主優待や配当狙いで少し株を買いましたりしてみる。さらに超今更ながら鉄道会社のクレジットカードの申込をする(この沿線に住みはじめてもう8年目になるのだが……)。

LAフード・ダイアリー

LAフード・ダイアリー

  • 作者:三浦 哲哉
  • 発売日: 2021/02/24
  • メディア: 単行本
 

三浦哲哉の新刊を予約。

TさんからClubhouseの招待をもらったのではじめてみる。事前段取りが不要のWeb MTGって感じで使えて良い気がする。

夕飯とともにヱビス。昨日の飲み残しの赤ワイン。マテ茶。ストレッチ。風呂。タオルギャザー、交互浴。股関節の痛みがまだ続いている。

Sam Prekop [HEADZ42P]

Sam Prekop [HEADZ42P]

  • アーティスト:Sam Prekop
  • 発売日: 2021/01/22
  • メディア: CD
 

注文してから、あ、The Sea and Cakeのヴォーカルの人か、と気づく。

寝かしつけ後、起き出して、『現代思想』の続き。エマヌエーレ・コッチャへの言及の多さ(自分は全然知らなかった人)は、これはテーマとして与えられたものなのか、なんなのか。渡名喜庸哲による「遠隔と接触: リモート時代によるレヴィナスの「顔」」。これも面白く読んだ。マスクが新たに習慣化・義務化した欧米においてレヴィナスの「顔」概念への参照が多くなっている、と。この論考ではそのあれこれを紹介している。大リモート時代のコミュニケーションを考える上で読んでおきたいものかもしれない。結びの部分。遠隔によって、身体と場所の連動という自明視されていたものが変容し、「さまざまな「意味=感覚(sens)」が同時に、しかし別個に作動することが可能になる」。同じ食卓を囲んだ家族のそれぞれが、同時に会議にでたり、授業を受けたり、ということが現実化しつつある。Pre-Covid-19時代にもPodcastなどの音声メディアはまるで再発見されたかのように盛り上がっていたが、この局面において本邦でのClubhouseの盛り上がりは、そうした離れた場所にいるもの同士が別個のことに取り組みながら同時に感覚しあう、あらたな空間性、距離のあり方とリンクしている。
また特集記事ではないが石岡丈昇の「不確実な減量 下」も面白く読んだ。国際的なボクシングマーケットにおいて力が弱いフィリピンのボクサーに取材したエスノグラフィーで、試合のキャンセルも頻発する状況で減量することがいかなる意味をもたらすのかを描いている。

 メロウな夜へ。聴きながら(これもTさんに送っていただいた)『ユリイカ』を開く。