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文化的消費活動の日記

2021年2月18日、あるいは「カップ焼きそば」への欲望

本棚から次に読む本を選ぶ。寝かしていた斎藤幸平の本にする。

大洪水の前に:マルクスと惑星の物質代謝 (Νuξ叢書)

大洪水の前に:マルクスと惑星の物質代謝 (Νuξ叢書)

  • 作者:斎藤幸平
  • 発売日: 2019/04/30
  • メディア: 単行本
 

 フルトヴェングラーブルックナーの第5番を聴き終えてから寝る。版の問題なのかもしれないがフィナーレの賑やかさが「こんなだっけ……!?」と驚愕した。ベートーヴェンの第5番を意識したしつこさが強調されてもいる。

 起床

寝坊。7時ごろ起きる。筋トレ。肩、上腕三頭筋

ニュースでワクチンを注射されている映像をみたら、痛い! という気持ちになった。

星野源 / 創造

創造

創造

  • provided courtesy of iTunes

 任天堂絡みのタイアップソングらしくマリオの効果音が組み込まれている。ThundercatやFlying Lotusみたいな賑やかな楽曲。好きな要素は含まれているのにハマれないのはなんだろう。

昼食にカップ焼きそば。なぜかこないだ猛烈に食べたくなったのだった。

www.olive-hitomawashi.com

この作り方を試してみた。たしかに麺はもっちりするが、これは好き好きだなぁ。水分が飛ぶことでちょっと味が濃い目になってしまう。水分と混ざって、さらっとしているほうが「カップ焼きそば」っぽくて好きかもしれない。俺は「カップ」「焼きそば」じゃなくて「カップ焼きそば」が食いたいんだよ、みたいな。

食後にスケボー。

午後は昨晩聴いていたフルトヴェングラーの録音の続きを聴きながら仕事。R. シュトラウスの《家庭交響曲》。はじめて聴いたが、リヒャルトの家庭の様子を音楽化した作品らしい。フィナーレのあまりの壮大さにどんな家だよ! ってなってしまった。それから《ドン・ファン》。これはリヒャルトの作品のなかで最も好きな楽曲。それに続く、シベリウスの《エン・サガ》。フルトヴェングラーの指揮ではまったくシベリウスに聞こえない。

仕事を終えてヱビス

Hが帰ってきてまた昔のアニメの7インチを聴く。

夕食とともに麦焼酎

ストレッチ。風呂。

ラン・ラン / バッハ: 《ゴルトベルク変奏曲

バッハ:ゴルトベルク変奏曲

バッハ:ゴルトベルク変奏曲

  • アーティスト:ラン・ラン
  • 発売日: 2020/09/04
  • メディア: CD
 

 昨年出ていたらしいラン・ランによる《ゴルトベルク変奏曲》、配信では「Extended Deluxe Edition」がリリースされていた。スタジオ録音だけでなくライヴ録音やらなにやらが収録されて4時間弱の内容。メインの《ゴルトベルク》は冒頭のアリアからかなり弾き崩している(繰り返しは省略せず演奏)。装飾音も自由に演奏しているようだ。グールドのノンレガートをさらに強調したような左手の演奏にまずは耳がいくが、ずっとその調子でいくのかと思ったら途中でレガート気味に変化していく。

『大洪水の前に』のページを開く。面白い。