sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2021年3月11日、あるいは10年

 10年前は多摩センターの勤務先ビルの6階にいた。まだあれを上回る地震体験は味わっていない。電車が動かず、先輩社員の車に乗せてもらって大渋滞のなか帰ったのだった。歩道を歩いて帰る人たちの姿、ハリアーのなかでサザンが流れていたこと、食料が空っぽになったコンビニの棚。自宅は本棚が倒れてしまっていた。まだ妻と籍を入れたてから半年も経っていなかった。妻はその晩は帰れず、自宅でひとり旧約聖書を読んで仮眠を取りながら妻が帰ってくるのを待っていた。金曜日だ。事実を思い出そうとするといくらでも思い出せる(し、Twitterに記録が残っている)が、そのときの気持ちについてはあまり思い出せない。これから、どうなってしまうのだろう? そういう不安がずっと継続しているからなのかもしれない。過去のこととして思い出すものではなく、今現在の問題として存在し続けている。

ヒュームの因果論に関する論考を読みおえて寝る。

起床

6時半。筋トレ。腹筋のみ。

気づいたら午後にシン・エヴァの予約をしてしまっていた。東宝のサイトはiPhoneからチケット購入のUXが良すぎて(Apple Payでログインなどなしにサクっと買える)指が思考を追い越してしまう。

幼稚園へ。

帰宅して『ヱヴァQ』を観ながら仕事。シンジくんが綾波に気持ちを押し付けてるのがキモい。

 いきおいでKindle版を全巻買った。

さらに『破』も観る。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』

 
 
 
 
 
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みんな大人になれて良かった。しかし、途中で「易しい押井守か」ってぐらい碇ゲンドウが喋り倒してたな……。ホント、『Q』と『シン』は落とし前をつけるための映画って感じで、そのためにこんなにややこしい大舞台必要か?? とも思う。終わって少し寂しい気持ちにもなる。かなりダルい映画ではあるから最後の10分ぐらいだけもう一回観たい。

映画館から幼稚園へお迎え。

夕食とともにヱビス。食後に泡盛。猛烈に眠くなったので早く寝ようと思い、ダラダラと飲む。

ストレッチ。

ベッドのなかで『エヴァ』の漫画版を読む。