sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2021年3月12日、あるいは漫画のエヴァ

起床

6時過ぎ。筋トレ。胸、上腕二頭筋。起きてもまだ昨日のエヴァの余韻がある。昨晩は寝る直前にFさんとDMで感想を言い合っていた。はやく気兼ねなく感想を言い合いたいものだ。庵野による私小説としての受容を拒絶しつつ、さらに、エヴァンゲリオンという作品自体に落とし前をつけるメタ構図も回避した、ベタな感想をひたすらに。

仕事を片付けて髪を切りに行く。パーマをかけていたときの痕跡が完全になくなった。そしてまた白髪の増加について驚かれる。もう10年以上同じ人に切ってもらっているのだった。

昼食は都立大から自由が丘まで歩くあいだに見つけたお店で。

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ポークステーキ。めちゃくちゃボリューミー(一番小さくて300g)で火入れも極上。かなり美味かった。

自由が丘はよく通っていた古本屋がなくなっていた。残念。

移動中はずっと漫画版のエヴァを読んでいた。

旧劇場版をなぞりながら、ややこしい部分をかなり削ぎ落として新劇場版に近いラストを迎えていた。昨日からエヴァンゲリオンの過剰摂取で感覚が麻痺してきている。テレビ版のBDを買って最初から見直そうかな……みたいな欲望も湧いてきてしまっている。「:||(反復記号)」ってそういうことか!?

本日はインプットの日として仕事の情報を頭に入れていく。いろいろ作るべきものは残っているが、来週一気に仕留めよう。

 インプット中。

Hが帰ってきたのでヱビス飲みながらお話を聞く。夕食後、麦焼酎

ストレッチ。

金曜日なので普段なら映画でも観るか、という流れなのだが、エヴァンゲリオンのせいでエヴァンゲリオン以外のフィクションをしばらく遠ざけたい、そんな気持ちになってしまっている。ゆえにヒュームの本を読む。気絶しながら心の理論と懐疑論に関する2つの論考を読む。

ヒューム読本

ヒューム読本

  • 発売日: 2005/04/01
  • メディア: 単行本
 

 これは研究案内もしっかりしているし、いい本だと思うのだが、もうちょっと一般的な入門書があればいいのに。扱っているテーマの現代性や面白さでいうなら一流の哲学者であろうに、ヒュームは扱いがパッとしない印象だ。プラトンデカルトヘーゲル、カント……が「巨人の一軍選手」だとしたら、ヒュームは「中日(あるいはロッテ)にドラ4ぐらいで入団して引退までずっと活躍した内野手(生涯打率 .243)」ぐらいの存在感。