sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2021年3月16日、あるいはOne Last Kiss(の音圧)

「メロ夜」の公式サイトに番組に送ったメッセージが掲載されていることを確認する。これで3度目。

Kindleで本を読む快適さにハマってきていて(iPadをスタンドに立てて読む姿勢がとても楽)ひょっとしてKindleプルーストを読んだらものすごい速度で読めるのでないか、という気になった。が、調べてみるとKindle版がでているプルーストの翻訳はまだ完結していていないのだった。残念に思いながら寝る。余計な出費をしなくて良かった、と解釈すべきか。

 起床

6時過ぎ。筋トレ。胸、上腕二頭筋。軽く腹筋も。今朝方の地震は夢のなかでも地震が起きていて、夢と現実がリニアに繋がっていた。

幼稚園へ。

宇多田ヒカル / One Last Kiss 

One Last Kiss

One Last Kiss

  • 発売日: 2021/03/09
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 車のなかで聴く。心が乱れる。気になるのはトラックは完全に今様のR&Bなのに、低音の出方はかなり控えめな点。劇場のIMAX環境で聴いたときも「もっと低音でてたほうが身体レベルで感情を動かせるのでは」という風に思ったが、もともとがこういう音だったのか、と。「Beautiful World」の2021年リマスターと比べるとこの低音の控えめさはより際立つ。

MBPにScanSnapをセットしてOCR処理をかける作業をする。さすがにM1はOCR処理がめちゃくちゃ速いが、ScanSnapのソフトウェアがまだちゃんと対応していなくていろいろと不具合が出る。ダルい。不安があるなか作業。

 
 
 
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昼食前に5km走る。走りながらずっと宇多田ヒカルを聴いていたのだが「One Last Kiss」の音圧問題について解を得た。この楽曲は(オリジナルは『序』のテーマ曲であった)「Beautiful World(Da Capo Version)」と連続して再生される作りになっている。「One Last Kiss」の音圧は、ピークをこのDa Capo Versionの途中に設定するためにあえて控えめにしているのだと思われる。2:30あたりで鳴るキック、そこからの低音の出方はかなり今様。

夕方、作業を片付けて『喪の日記』を開く。

sekibang.hatenadiary.com

 読了。

幼稚園へお迎え。

帰宅してスパークリング。

夕食とともにヱビス。食後、もう少し飲みたいのをグッと我慢し、マテ茶。

ストレッチ。

Hが風呂に入っているあいだに、HのマイナンバーカードをWebで申請してみる。保険証としてマイナンバーカードを使えるというので。えっ、ってぐらいに簡単にできたのだが、本当にこれでできているのだろうか?

次の東京オリンピックが来てしまう前に

次の東京オリンピックが来てしまう前に

 

次。ほとんど連載時にリアルタイムで読んでいるが、再読に耐えうる。というか、菊地成孔のエッセイ系の著作のなかでも近年稀に見るクオリティ。『スペインの宇宙食』や『歌舞伎町のミッドナイトフットボール』の水準。版元が平凡社ということも起因するかもしれないが、菊地成孔の著作の特徴ともいえる誤字も気にならない(これは連載時点からそうだった)。各年の冒頭に年表がついているのだが、2018年の流行語が「そだねー」とある。一瞬なんのことかまったくわからないが、なんとか思い出す。それだけで大笑いできる。