sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2021年3月22日、あるいは生感覚

起床

6時前。昨日の背筋トレがめちゃくちゃ効いていて背中が痛いうえに、バカ食いで浮腫みまくっている。筋トレ。肩、上腕三頭筋、腹筋。Apple Watchをずっとしてたらかゆくなってきたので、右手につけてみる。違和感がすごい。すべての動きがぎこちなくなり、左利きの人が右利きに矯正されるってこんな感じかも、と思う。

Apple Watchって結局はiPhoneの強化アイテムなのだな、と思う。これ異常強化アイテムが増えるとしたらなんだろうな。

朝食後、「ゼンカイジャー」を観る。新キャラが腐女子みたいだった。改めて巨大ロボット登場シーンを見ると、CGと特撮合成シーンのシームレスな繋がりが良くて技術的な発展を感じる。

Sam Gendel / Fresh Bread 

Fresh Bread

Fresh Bread

  • アーティスト:Sam Gendel
  • 発売日: 2021/05/19
  • メディア: CD
 

 最近リリース・ペースがめちゃくちゃなことになっているサックス奏者の新譜。去年2枚出てさらに新作(調べたら今年、イーサン・ブラウンという人との共作もリリースしていた)。去年のアルバムはかなりダウナーの歌モノ・アルバムで「この人、SSWでもあるのかよ」と驚いたものだが、本作はインストが主体。ダウナーなアンビエント・ジャズ、とでも評したら良いのか。そればかりでなく、純然たるアクースティック・ジャズもやっていて振り幅がすごい。52曲、3時間41分と、溜まってるトラックを全部出したようなヴォリュームもなかなか凄まじいものを感じる。

 
 
 
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8kmちょっと走る。Apple WatchとAeropexでの初ラン。かなり快調。初めて自分の心拍をみながら走った。が、これは意味がよくわからない。どうやったら有効活用できるのかな。Aeropexがとにかく良かった。軽くてつけてる感じがほとんどないし、外れる心配もない。まるで生のような感覚。普通のイヤフォンだと走っているときに汗が耳に流れ込んで気持ち悪かったりしたのだが、当然ながらそういう不具合も解消されている。スポーツ時に音楽を聴くデバイスとして今一番良いアイテムだと思う。

 ランニングの記録にはアシックスのRunkeeperというアプリを使っているのだが、GPSモデルだけ持って走りに行っても同期がスムーズで良かった。

帰ってきてシャワーを浴び、久しぶりに体重計に乗ってみる。65.1kg、体脂肪率は14.5%。なんとなくこれぐらいかな、という感覚値とほとんどズレていなかった。Excelを使って計算してみたらここから4kgほど脂肪を落とせば、体脂肪率は8%ほどになる。月に100kmも走れば4kgは落ちるだろう。7月にはバキバキに仕上がりそうだ。

レッチェン・パーラト / Flor 

Flor

Flor

 

 メロウ番長TさんとTwitterのDMで大瀧詠一の『ロンバケ』40周年記念盤とサム・ゲンデルの新譜について意見を交わしていたら教えてもらったアルバム。アメリカのジャズ・ヴォーカルの人の新譜だが、ブラジル音楽を取り上げていて、そのやり方に新鮮さを感じる。ブラジリアン・テイストをそのまま直輸入しているのでなく、現代ジャズと融合・調和している。マーク・ジュリアナとデヴィッド・ボウイのカヴァーまで。

sekibang.hatenadiary.com

 読了。

 次。

 少しAmazonのほしいものリストを整理。もう関心から外れてしまった本は、ばっさり削除してしまうことに。

飲み残しのスパークリングを飲む。夕食の途中でヱビスへ。食後にマテ茶。ストレッチ。

食器を洗っているあいだにAが昨日買ったパソコンをセットアップしていたが、めちゃくちゃパソコンが喋っていてすごかった。Windows 10以降、本当にユーザーフレンドリーになっている気がする。

Hが寝たあと、庵野秀明の『プロフェッショナル』をNHK+で観る。制作の技術的なところも少し垣間見れて面白い。『シンエヴァ』における冗長さは技術的な要因もあるのか、と思う。膨大な素材を編集によって組み上げていくことで積み上げられていく冗長さ。
番組冒頭の階段ダッシュする庵野秀明にジジイを感じるし、フォルムがこのままいくとビートたけしになりそう。映画論的な部分は相当にゴダールに寄っている、というか、ゴダールそのものに思える。しかし、番組としてエセ精神分析的な部分が入るのはどうも(あまりに短絡的な原風景の捉え方だろう)。

「メロウな夜」を聴く。