sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2021年4月23日、あるいは中間層

 起床

6時。なぜか起きた瞬間から「愛の戯れ」(平山三紀。筒美京平作曲)が頭のなかでループしていた。


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かつての豊かだった世界を偲ぶための音楽のようだ。

筋トレ。胸、上腕二頭筋、腹筋。

fashiontechnews.zozo.com

Kさんの日記でファッションのことが綴られていることもあって、衣服について少し考えるタイミングで、ZOZOのオウンドメディアに千葉雅也が登場していた。「中間層が背伸びをしながら文化を耕していくような形が、もう難しくなってしまっているのは、日本が貧しくなったからですよね。2000年代はまだ、ここまでの状況ではなかったと思います」。この指摘は近年特に深刻で、中間層を復活させることが国内需要や消費を増やす一番の方法だと言うのに、政治がなぜか超富裕層優遇/超大企業の政策ばかりうっている。そこを危惧しているのがアメリカでいえば、スティグリッツであるのだが、今のところバイデンはひょっとするとスティグリッツの提案に乗ろうとしているようにも見えなくもない。日本の政治家も感化されて財政出動をかけて欲しい。

sekibang.hatenadiary.com

朝のニュースチェックで謎すぎたのは、前の首相が「コロナ下での増税は絶対NGだ。いまの危機を乗り越えるには財政出動しかない」と急に正しいかろうことを講演会で言った、というニュース。前の首相は前にも辞めた後にリフレ派議員を集めた勉強会かなにかで同じようなことを話していたと思うのだが、辞めた途端に良いことを言い出すのはなんなの? と思う。自分でひたすらに国民の経済的体力を削っておいて、どのくちでそれを言うのか……。というか、やっぱりこの人は「わかっていてやっていない(やっていなかった)タイプ」なのであってより悪質。現在の首相のなんにもわかっていなさそうな虚無とはまたレベルが異なっている。

 
 
 
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5km。昨日より心拍が安定していた。

夕方、糖質ゼロビール。

 
 
 
 
 
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ようやく堀込泰行のヴァイナルも開ける。

夕食とともに赤ワイン。食後にエスプレッソ。

ストレッチ後、風呂。

アッバス・キアロスタミ風が吹くまま

風が吹くまま ニューマスター版 [Blu-ray]
 

 キアロスタミ作品がプライムで観れるということで。曲がりくねった道を車が走っていくスーパーロングショットでもう「キアロスタミだ!」ってなる。風景がもう別世界だからすごいし、よくまあ、こんな顔の人がいるね、っていう人がでてくる。キアロスタミはなぜ丘を登るシーンを何度も挟むのだろうか。電話がかかってきて高台に移動する流れが繰り返されるのだが、一度観たら次から省略で良いだろう、と思う。

ハイボールを飲みつつ。