起床
8時前まで寝ていた。身体がダル重い感じ。やや飲みすぎたせいか。Hの鼻風邪が感染ったようで喉も少し痛い。
朝食後、筋トレ。背中、腹筋。
今シーズンはじめてラコステのポロシャツに袖を通す。前よりもやや肩周りがタイトに感じる。ラコステはヨーロッパ・サイズの3を着ているが、もう3だとゆったり感がでない。身体がヴォリュームを増しているのは良いのだが、タイトな着心地があまり好きではなくなっている。昔はピチピチのものがよく着ていたが、縛られる感じがここ数年耐えられない。
日本製のラコステは秋田で作られている。ネットで調べたら、職人のほとんどが地元出身の女性だそう。真性の保守ならラコステみたいなブランドを着るべきなのでは、という気持ちになる。「日本製」というだけでは、もう今日においては保守を名乗れない。なぜならその「日本製」という看板のもとで、奴隷を購入するかのような悪質な労働力の購買(技能実習生制度)がおこなわれている可能性があるからだ。
朝イチでレコードが届いたので早速聴いた。改めて良いアルバムだ。
昼はカレー屋まで歩いて。大汗をかきながらカレーを食べる。でかけるときにポール・ウェラーの着こなしを思い出し、ポロシャツのボタンをすべて閉めた。下半身はパタゴニアの短パン。このところ、こればかり履いている。下着をつけないで履くのが大変に良い。しかし、ポロシャツに短パンという姿がいかにもおじさんめいている。隠しようがないから胸を張っておじさんで良いや、とも思う。あの餃子みたいな形をして肩に袈裟懸けにかけるタイプのバッグ(収納力があまりないやつ)を持ったら完璧だろう。
帰宅して昼寝。おやつは近所のかき氷屋まで。ひさしぶりに行ったが混雑していて少し並んだ。通り雨が降る。
メロンとバナナアールグレイ。
夕方から白ワインを飲む。「Barakan Beat」。夕食とともに糖質ゼロビール。ラジオで読まれるメッセージを聞いていると50代ぐらいの人が熱心に聴いてるんだろな、と思う。こと音楽に限ってはインターネットなんかよりラジオのほうが「知るために便利なメディア」だと思うのでもっと若い世代に聴かれるべきだ。テレビなんか消して食卓を囲みながらラジオを聴く。そういうほうが良い。そのためのコンテンツはちゃんと用意されているのだから。ラジオでは、ディランのカヴァーをするエルヴィスの音源が流れて、その歌のうまさに驚愕した。
ストレッチ。風呂。
風呂上がりに金継ぎの作業の続き。3度目の中塗り。明日は銀粉を蒔く作業に入っていく。
TwitterでFさんと韓国のマスクの話で短いやりとり。Amazonや近くの薬局でみて「これは良さそうだな」と思っていたが、日本製マスクを応援したい、という気概から見送っていた。
こういうの。KF94がなんなのかわかっていないが、装着時にも口にマスクが接しない作りになっているようでストレスレスな装着感がありそう。こないだはAmazonで50枚入りの日本製マスクを買ったばかりだが、パッケージがAmazonでよくみる謎の中国製品のようで嫌な感じだった。以前に日本製の綿100%の下着を買ったときにも日記に書いた(と思う)が「日本製 = 品質はごく普通なのにハンパに高いせいで、全部いまいちに見える」という世界が近まっている気がする。高クオリティの日本製品を求めるには、価格をグンとあげる必要がある。
ところで、最近サンスペルというイギリスのブランドを知った(ポール・ウェラーの絡みで)。無地のコットンのTシャツが「定番」になっているブランド、らしい(まだ、よくわかっていない)。このブランドもマーガレット・ハウエルを日本で展開しているTSIホールディングスによって展開されている。オンライン・ショップの作りが似ていたので「もしや」と思ったら、予想通りだった。マーガレット・ハウエルも、サンスペルも日本で売っているTシャツは「日本製」とある。価格帯はラコステのポロシャツと同じぐらい。きっと着心地がいいんだろうな、と想像する。そういう気持ち良さ/心地良さを心の底から求めているのかもしれない。
この日記を書きながら、日本の繊維産業について調べたくなってきた。ジャパン・メイドとはなんなのか、という問いのひとつとして。技能実習生制度で不正行為を指摘される企業の多くが繊維業らしい。