sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2021年6月19日、あるいはソシエ

 起床

7時ごろ。朝食を食べながら「ウィークエンドサンシャイン」。ジュリアン・ラージの新しいアルバムがでていたのを知る。

宮崎駿崖の上のポニョ

朝から『ポニョ』を観る。何度も観たけどめちゃくちゃ良い。宗介の良い男ぶりに朝から涙が出る。

筋トレ、背中、腹筋。

Hの靴を洗い、掃除後、出かける。近所のステーキガストが一軒無くなっててショック!! まだ近くに一軒残っているから良いが、アルコール禁止と時短のせいだろうか。

昼食はちょっと良い回るお寿司。ボーナスも入ったし、ってことで。その後、ユニクロに行ったりしたが、自分のものは買わず。半年以上ユニクロで自分のものを買っていない。シンプルで使いやすそうなショートパンツに惹かれたが、そんなものはもう持っている。それにこの会社の企業としての倫理を懐疑しているので、なるべく使わないでおこう、と思っている。

帰宅して昼寝。

富野由悠季 『劇場版∀ガンダムII 月光蝶

ようやく劇場版の「ターンエー」も最後まで観た。ダイジェストでTVシリーズの記憶(21年前)を思い出しながらじゃないと訳がわからないのだが、終盤のコレン・ナンダーが復活したあたりから神展開で何度も震える。傑作だよなー。「ガンダム」が『魔女の宅急便』だとしたら、「Z」は『ナウシカ』、「ターンエー」は『ポニョ』(あるいは『千と千尋』)ってぐらい重要な作品。主人公、ロラン・セアックイノセンスな従者ぶり。ロランの周りの人物の方が動いていく。最後のソシエとの別れのキスも、涙するソシエに対して、あの感情が押し殺されたようなロランの素振りがまた素晴らしい。ロランにはソシエへの情はあっても、恋愛感情はない。というかそもそもが家の運転手にすぎないので、身分が違う。そこには乗り越えられないものが刻まれている。だが、あの別れにおいて、ソシエの気持ちを一旦は受けておく。理解は示す、しかし、受け止め続けることはない。そこもまた大人的である。『シン・エヴァ』のラストのシンジとアスカのようだ。さらに、あの投げ捨てられる金魚の意味(これも決定的でロランの気持ちがもしもソシエにあったならば、金魚は投げ捨てられることはなく、大事にされているはずだ)は、ソシエの最初からの気持ち(とそれにケリをつけること)を表しているわけで、富野作品のなかでも最も感情的な演出だ。書きながら気づくのは、実はこの物語において最も「ガンダム的な宿命」を負ったキャラクターはソシエだったのではないか。泣ける。

Zガンダム」の録画を観る。サイコガンダムが出てくる回。ホンコン・シティに迷惑かけすぎててヤバい。

その後、「古畑任三郎」の再放送を観る。古畑任三郎分倍河原から来てると知ってひと笑い。

夕食は家焼肉。寿司 → 焼肉とパカみたいな組み合わせになってしまった。肉はロピアで買った。最近社長の御曹司かなんかが、人気の女子アナと結婚したスーパー。ロピアの肉はコスパが良い、と思う。糖質ゼロビールと泡盛を飲む。

ストレッチ。風呂。

一週間ぶりに金継ぎ作業。木屎漆で埋めたところが乾いたらかなり水分が減ってヒケが出ていたので、錆漆で埋める。中塗りは明日に回す。

作業後、もう一本糖質ゼロビール。なんかエヴァの『Q』の新しいソフトが出るらしく(旧規格を持ってるわけではない)調べてたら時間が溶けた。画面解像度の規格もなんか色々あってツラい。

千葉雅也の「オーバーヒート」を読みすすめる。