sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

ジャン・ジャック・ルソー 『社会契約論』

何度かの中断をはさみながら読んでしまったせいで大変に散漫な読書になってしまった。

「各構成員の身体と財産を、共同の力のすべてをあげて守り保護するような、結合の一形式を見出すこと。そうしてそれによって各人が、すべての人々と結びつきながら、しかも自分自身にしか服従せず、以前と同じように自由であること。」これこそ根本的な問題であり、社会契約がそれに解決を与える。

序盤のここにもうこの本のエッセンスが詰まっており、この「そんなことできるんですか!?」と問いかけたくなるところこそがルソーの魅力にも思う。