こないだの村田諒太 対 ゲンナジー・ゴロフキン戦後の村田諒太のインタヴュー記事で田中ウルヴェ京という名前を知る。村田選手のメンタルトレーナーを勤めていたそうである。自分はストレスには強いほうなのだが、良い本だったら勤務先の若い人に勧めよう、と思って読んでみた*1。
まったく難しくない本で、はっきり言って自分みたいにストレスに強い、というかストレスの原因になるものになんらかの処理・アプローチを加え、ある程度の軽減ができるような人には読んでも「なんだ、大した本じゃないじゃないか」となってしまうだろう。が、それらは経験やこれまでの経験に応じて獲得してきた権力によって可能になっている部分も大きいわけで、そうした経験/権力を有さない若年層向けには技術としてのストレス対策方法を身につけることは有用であろう。
- 自分の性格とストレスの原因を把握して
- そのタイプごとに、ストレスの原因に対してアプローチしてみよう
- あるいはストレスに感じないように考え方を変えよう
- しんどかったら一旦ストレスから逃げてしまおう
エッセンスをまとめるならば、こんな感じになるんだけれども、これを簡潔に技術として落とし込んでいる一冊。
*1:いろいろあって今、自分もかなり強いストレスを感じる状況に置かれてたりしているのだが……