sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2022年8月23日、あるいは不良カセット

4時半に起きる。まだ暗いのに隣の棟で窓を開けてかなりの音量で音楽を聴いている人がいた。筋トレ、肩、腹筋。

Nightly News(8月21日分)。水害のニュースがトップに。昨日観た教師不足のニュースの続きで、リモート授業を取り入れている学校が紹介されていた。もともと学校に勤務している教師が家から教室に向けてリモートで授業をするのではなく、フロリダに住んでる教師がジョージアの学校に向けてリモート授業をする形式。教師不足の深刻さが伝わってくるのは、テキサスの学校では週4日制にしているところもある、という話。

朝、朝食の準備をしていると記憶の想起があった。それは昔テレビで観たダウンタウンのコントで、松本人志がブロンドのかつらに付け鼻をした女性の英会話教師になっていて、ポルノ女優がオーガスムに達するときの様子で浜ちゃんに迫りながらセリフを言う光景。あのとき松ちゃんはなんと絶叫していたのか。マヨネーズだったような気がする、と思って検索をかけたら、やはりマヨネーズだった。「ごっつ」のコントがこうして原風景化していることを認めなくてならない(ウンババや半魚人の「産ませてよ」なども時折想起されてくる)。しかし、近年の松本人志の様子を時にうかがい知る/伝え聞くと(テレビであの顔を見るたびにチャンネルを変えるぐらい苦手なのでそうした伝聞に近いかたちでしか現在の松本人志のことを知ることができない)その「ごっつの原風景化」を恥ずべきものとして評価したくなるものだ。
しかしながら、あのコント(Miss エロティカ、というシリーズだったらしい)には(昔は良かった、みたいな話になってしまいそうでこれも嫌なのだが)今観てもそのアナーキーでその勢いに圧倒された。マヨネーズとは別の回(これはまったく記憶になかった)で松本は「Tomato」と書かれたボードを持ちながら、明らかに日本語における女性器の呼び方を叫んでみせる。英語で「Tomato」がまさかそのように聞こえることは万が一でもないのだが、その連想/変形/跳躍がすごいし、それに精神分析的だ。Tomatoが女性器になってしまう、そのシニフィアンの連鎖のすさまじさ。破格である。

引き続き、Khotinを聴きながら仕事。メロウだ……。

sekibang.hatenadiary.com

読了。

 
 
 
 
 
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夕方、届いたカセット・テープを聴きながら仕事。

ライヴ盤のほうがめちゃくちゃカセットデッキと相性悪く再生できなかった……。