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文化的消費活動の日記

『哲学の歴史 第12巻: 実存・構造・他者【20世紀 III】』

中央公論新社の「哲学の歴史」シリーズから20世紀のフランス哲学(フランス現代思想)を取り扱ったもの。「だれ?」って感じの人も紹介されて(このへんは2008年に出たときの文脈が今と違っちゃっているということなのかもしれない)、扱われている他人ごとにヴォリュームの偏りもある気がするのだが(ベルクソンサルトルメルロ=ポンティレヴィナスのページが多く、ソシュール、レヴィ=ストロールラカンは「構造主義」という項でひとまとめになっている)良い本。レヴィナスとかちゃんと読んでみたいぞ、みたいな気持ちになった。