sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2022年11月30日、あるいは天使みたいなやつ

4時半に起きる。肋骨の痛みはやや治っている。なんなのだろう。英語ルーティン。

ここ数日、通勤時にこの本の英語版を読んでいる。今朝は英語で読んであんまりよくわからなかった部分を原本で確認していた。前半部分は主人公がなにもしていないのに成り上がっていく様が「ザ・村上春樹」みたいな感じで呆れ返っていたが、中盤から結構面白くなる。『ドライブ・マイ・カー』みたいに映画化されてほしい気もする。

筋トレ、腹筋。その後、朝食。

スタバに寄って出勤。

坂本龍一のトリビュート盤を聴きながら。冒頭からトリビュート盤とは思えない(要するに有名なモチーフが全然でてこない)作りで驚愕するが、デヴィッド・シルヴィアンの歌の良さに感嘆する。

オフィスの近くに巨大なロールス・ロイスSUVか停まっていて、ちょうどドライバーが車に乗り込むところだった。自分の目の前であのボンネットについてる天使みたいなやつがピョンと飛び出してきて「え! そんな仕組みだったのか!」と驚いた。

Hと英語教材をやって寝る。ベッドに入るときに「ひいおばあちゃんは天国に行けるかなぁ」と突然言ってドキッとした。縁起でもない、と思って続きを聞いていると「天国に行ったあと、船に乗って福島に戻ってきてね、またゼロ歳になるんだよ」と言う。どこで学んだのかよくわからないけれど、5歳児なりの死生観があるんだろう、と感心する。「どうしてそう思うの」と訊いたら「そんな感じするの」とのこと。プラトンソクラテスに語らせた覚えたことを忘れちゃう水を飲ませられる説話を思い出して(何に出てくるか忘れたが『国家』らしい)「生き返るときには忘れちゃう水を飲むから生きてたときのことは覚えてないんだよ」と教えてあげた。