sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2023年1月6日、あるいは明快さ

4時半に起きる。

eikoishibashi.bandcamp.com

石橋英子の新譜がでていたのでデジタルで買った。

英語ルーティン。

終わってNHKで放送されていた坂本龍一のライヴ番組を観る。声の出方が完全に病人、老人のそれ(老人、なのだが)。ずいぶんはっきりとした謙遜をインタヴューのなかでしていたが、昔からこんな感じだっただろうか。ピアノの技術に関してはもとより、オーケストラ曲の作曲に関しても「自分の技量でどこまでできるか」と話していた。オーケストラによる響き、残響の音楽みたいなものを書くつもりらしいのだが、それがどういうものなのか。気になる。それから《ラストエンペラー》の、ドビュッシーみたいな和声を聴いてて、この人がもし自分が弾けないピアノ曲を書いてたらどうなってたんだろな、と思った。本人の演奏技術によって作曲が有限化されている状況から開放されたときにどんなものがアウトプットされたのか。

出かける前に筋トレ、腹筋。スタバに寄って仕事をはじめる。

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by mstk (@mk_sekibang)

坂本龍一への寄せの境地も写真に収めた。

いろいろ新しい仕事の相談を受けたり、新メンバーとランチ会をしたり。

mstk.theletter.jp

メルマガも書いた。サムネイル画像は「2022年の良い曲」で生成したが、よくわからない歌手っぽい人がでてきた。

帰り道に久しぶりにショスタコーヴィチピアノ協奏曲第2番を聴いてみる。諧謔に満ち、かつ、明快な音楽で抜群に書き方が上手いのだが、その上手さを受け付けなくなってきている。マーラーみたいな、ちょっとぐちゃぐちゃなくらいが良い。

実家で注文していたアディダスのジャージなども届いた。聞いたことない配送業者だったがWebでの手続きの簡便さなどかなりグッド。

夕食後にベランダで取れたレモンではちみつレモンを仕込む。樹についたままで完熟させたレモンなので仕上がりが楽しみ。

ベッドのなかでもらった仕事の話についてメモ書きをはじめる。今日は朝に坂本龍一を聴いたせいか頭のなかでずっと《ラストエンペラー》が流れていた……。