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文化的消費活動の日記

2023年1月24日、あるいはフロス

4時半に起きる。夢のなかで電車に乗っていた。目的地は家の最寄りから4駅隣りの駅なのだが、夢の中ではそれがめちゃくちゃ遠い。ちょっとした小旅行になっていて渋谷から一時間半ぐらいの距離になっている。座っている自分の膝の上には「アド街」を雑誌化したような本があり、そこには目的地に関する情報がある。雑誌を眺めていると別な乗客のリュックが顔に当たる。車内はガラガラなのに知らない中年男性がわざわざ自分の隣に座ろうとして、その際にリュックが当たったのだった。その男性の顔に目を向けると、向こうのほうが抗議するようなまなざしでこっちを見てくる。思わず座席を移動した。

英語ルーティン。キャリフォルニアでアジア系を狙ったmass shootingが発生している。先日Twitterで半分冗談で書いていたが、西海岸のIT企業で働いていたアジア系のソフトウェア・エンジニアは日本に移住して米国の仕事をしたら幸せになるんじゃないか、と思う。なんでも安いし、銃撃されるような強烈な差別もない。六本木あたりに住んだって米国の給与がもらえるなら余裕だろう。

ラジオでグラミー賞の話題が出ていて去年聴きそびれていたアルバムを思い出す。かなり内容の濃いポップ・アルバム。聴きながら朝ジム。胸、腕。ひとりでジムに来ているインド系の女性が同じインド系の男性にあれこれ指導されていた(同じ光景を昨日も見た)。どうやら友人関係でもないみたいで、ああいうのは鬱陶しくないのかな、と思う(自分だったら知らない人から「こういう風にやったほうが良い」みたいにいきなり口出しされたら、うるせぇ、って思う。同様の理由でInstagramのレコメンデーションにあらわれる「あなたのその英語間違ってますよ」みたいなアカウントもうるせぇ!って思う)。その空間における人種的なマイノリティの「同志」を見つけて声をかけたくなった、みたいなことなのかもしれないが、鬱陶しい男性は人種を問わないんだな、と関心しもする。

Intaglio

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浜瀬元彦自身名義のアルバムがいくつかサブスクで聴けるようになっていた。打ち込みとベースで1986年のアルバムの再録音したものらしい。ジャズとも言い難い独特な世界観だが悪くない。

Release Spirit [ARTPL-180]

Release Spirit [ARTPL-180]

  • アーティスト:Khotin
  • PLANCHA
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Khotinの新譜もアナウンスされていたので注文しておく。楽しみ。本当はカセットテープでほしかった。

夕食後にたまたまつけたテレビでデンタルフロスは歯磨きの前にやるのが正解とあり衝撃を受ける。「あなたのやり方間違いです」という出会い頭での介入もテレビだとそんなに気にならない。