sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2023年3月16日、あるいはプロのような努力

4時半に起きる。英語ルーティン。淡々とやる。最近英語が前よりハッキリ聞こえる気がする。

朝ジム。背中。心肺機能を上げるためにちょっとキツめにバイクをやる。

環ROYが去年カセット・テープをリリースしていたことに気づいてネット上で買えるところを探し注文。危ないところだった……。

配信ではシングルとして分割されているので、これをカセットと同じ曲順にしたプレイリストを作った。「家具の音楽」。エリック・サティが提唱し、ブライアン・イーノによって有名にされたであろう概念に環ROYが接近している面白さ。フェネスの「Endless Summer」をサンプリングして(というかほとんどそのまま)使っているトラックがかなり良い。

www.asahi.com

「成長したいという若い人は多いが大抵は口ばっかりで全然努力しない」という嘆きを目にしていろいろ考えていた。自分もこの手の輩には呆れてしまうというか、失望するというか、相手にしたくないぐらいなのだが、ひょっとすると本人は努力しているつもり、しかし、量が圧倒的に足りないか努力の方向が間違っているか、ということなのかもしれない。千葉雅也のかつてのインタヴューで「本当に自分を変えたいなら別人になるような努力が必要。プロみたいなやり方でトレーニングしてはじめて変化が起きる」みたいなことを言っていたのを思い出す。ちょっとなにかをやってみました、ぐらいじゃ全然お話にならず、アスリート並みの訓練・トレーニング・勉強をできる人だけがなんらかのスペシャリティを獲得できる……仕事でも同じことが言えるだろう。業務自体がトレーニングを兼ねる、そういう場合もあるだろうし、まさにOJTとはそういう期間である……のだが、結局はそれしかやっていない人はそれだけで終わってしまう。もっとも大部分の人が「それだけで終わってしまう」からこそ成り立つポジションもあるわけだけれど。みんなが適当にやってても暮らせる世界、それもそれで良いし、むしろ、そっちのほうが望ましいと思う。けれども適当にやりながら「なりたい自分になる」みたいなことは不可能だろう。

明日の夜、「シン・仮面ライダー」を観に行くことにしてチケットを取った。しかし、ここ10年ぐらい?で言われてきたクール・ジャパン、みたいなものなかに庵野秀明のクリエイションもあると思うのだが、ウルトラマン仮面ライダーという過去のコンテンツを国内向けに再生産する、みたいなことで良いんだろうか、みたいなことを思う。