4時半過ぎまで寝る。朝ジム。背中、腹筋。やっているあいだに先週言われていろいろ気分が悪かったことを思い出してムカついてくる。
昨日の昼間にジョアンのセカンド・アルバムを聴いていた流れでジョアン・ジルベルトの聴いてなかったアルバムを聴いている(オリジナル・アルバムは70年代までのものしか聴いてなかった)。1991年の『João』。悪いわけがない。しかし、録音の音質もアレンジもこれと比べるとずっと簡素な初期のアルバムのほうがずっと良い。声とギター。その奇跡。この後、90年代後半になるとライヴ活動を活発化させ、無数のライヴ・アルバムが発表されることになるが、音質が良いものは実に聴かせる。何度も聴いた有名曲がどれも違った輝きを放つ。
たとえば1998年のライヴにおける「Retrato em branco e preto」。ブラジルにおける歌の文化、歌のパフォーマンスがすなわち創造と直結するあり様のなかでも、もっとも優れたパフォーマンスのひとつに思える。
気づいたら『Live in Tokyo』のブルーレイを注文していた。
この本に収録された2003年の来日公演の裏側を明かすドキュメントを読んでいたらボロボロに泣けた。ジョアン・ジルベルトという生きる伝説が(比較的長いとも言える)晩年に(今から見るとまだ豊かで余裕を残していた)日本と出会った、その奇跡に感謝したくなるような内容。それはジョアン・ジルベルトを日本で聴けたオーディエンスに対しての気持ちではなく、ジョアン・ジルベルト本人に対して、このような出会いがあって良かった、と思えるもの。
昼食後、散髪へ。おでこを出していくことにした。
夕方、買い物へ。Hの靴など。ついに瞬足を買うことに。本屋で谷口ジローの漫画を数冊買う。夕飯は天狗で。株主優待券を期限前に使い切る。夏季限定の盛岡冷麺にサイコロステーキ、という組み合わせが神がかり的な美味さ。
帰宅後、即風呂に入り、「光る君へ」を見て寝る。