sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

musikelectronic geithain ME25 インプレッション

先日届いたモニタースピーカー、ムジークエレクトロニクガイザインのME25についてだんだんとわかってきたので記事を書いておく。ムジークエレクトロニクガイザインはドイツのスピーカーメーカーで、その道では坂本龍一がコンサートやスタジオで利用していたことで知られている(手元にある資料を探ると2009年時点『Out of Noise』の頃にはすでに使用していたようだ)。今回、自分の録音/再生環境を改善するために、試聴なし、この坂本龍一が使っていた」というポイントのみで導入を決めた。もっとも坂本龍一が使っていたのは、RL901Kでこれは一本150万ぐらいするので、自分が買ったパッシヴ・スピーカーのME25とはモノがぜんぜん違うわけだが……。

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ME25は基本受注生産の模様。自分がサイトから注文した際は、2ヶ月ちょっとで手元に届いた。色はアッシュ、メープル、マホガニーの3種類から選べる(アッシュが一番安い)。

out of noise

届いてからまず再生してみたのは坂本龍一の『Out of Noise』。中音域の豊かさにまず耳がいき、次に電子音の明確な音像に驚く。

音像定位の素晴らしさはCorneliusの最新作でより感じられた。左右の様々な位置から電子音が飛び交うサウンドデザインがこのスピーカーでは、よりハッキリと聞こえる。音の飛び方がより没入感を誘うようだ。こうした特性の良さはKraftwerkの『Tour de France』などでも堪能できる。

グールドの《ゴルトベルク》(SACD)ではどうだろう。通常CDとはピアノのタッチがほぼ別物レベルで生々しく記録された素晴らしいソースの響きは、鍵盤に指が触れるその瞬間が見えるような存在感がより増して聞こえる。

もっとゴチャッとしたソースだとどうだろう、と思ってマイブラの『Loveless』を再生してみるとまたすごい。洪水的なウォール・オヴ・サウンドの全部が聴こえてくるようだ。

音の解像度が向上したことによって、LP再生時は内周部での音質低下もハッキリ聴こえるのだがやむなし……か。