sekibang 3.0

Nouvelle茶人、あるいは勉強家によるブログ

2021年1月27日、あるいは「だれかにご飯を食べられちゃうから」

 起床

5時半過ぎ。昨日は夕方からめちゃくちゃ首の調子が悪かったのだが寝たら少し治った。筋トレ。背中、上腕三頭筋

資本論』のテキストの続きを読む。が、即眠くなって二度寝

仕事前に5分トランポリン。

昼食をレトルトで済ませてスケボーを持って外へ。いつもと練習場所を変えてみる。エンドオーバーが少し形になる。引き続き丁寧に練習していく。

Tony! Toni! Tone! / Sons of Soul

Sons of Soul [Analog]

Sons of Soul [Analog]

  • アーティスト:Tony Toni Tone
  • 発売日: 2017/06/09
  • メディア: LP Record
 

先日のメロ夜より。最高、としか言えない。ソウル、R&Bにおける歴史性を強く感じる。

夕食とともにヱビス。マテ茶。ストレッチ。

幼稚園でトイレに行けているかHと話す。「ご飯の前にトイレにいくのは危ない」というので、なんでか聞くと「だれかにご飯を食べられちゃうから」と言っていた。

風呂でタオルギャザーと交互浴。

10分聖書

『ペトロの手紙 一』、『ペトロの手紙 二』、『ヨハネの手紙 一』読了。丸2年以上かけて読み進めてきた聖書ももうすぐ終わり。

Nair Mirabrat / Juntos Ahora 

Juntos Ahora

Juntos Ahora

  • 発売日: 2021/01/08
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 昨晩、アントニオ・ロウレイロの新譜(2ndアルバム以降、そこまで乗り切れてなかったがこの新曲は良かった!)からたどり着いていたウルグアイのSSWのアルバムを聴く。アントニオ・ロウレイロがプロデュースしている作品らしい。カンドンベの土着性をマーク・ジュリアナに代表されるマシーナリーな複雑リズムによってアップデートしたような。ミナス新世代(めちゃくちゃこの手の音楽には食傷気味!)にはない突き抜け方はむしろ、アルゼンチンのエレクトリック・フォルクローレのほうに近いか。すごい!

カエターノの自伝へ。なんとか読み終える!

sekibang.hatenadiary.com

 

カエターノ・ヴェローゾ 『熱帯の真実』

 

熱帯の真実

熱帯の真実

 

ブラジルのポップス、いわゆるMPB(Música Popular Brasileira)の第一人者として知られるミュージシャンの自伝……としてだけ流通し、受容するにはいささか特異な、いや特異すぎる本だ。

原書は97年に刊行され、翻訳には2017年の新版に付されたカエターノ自身による序文も収録されているのだが、この序文だけでも30ページ以上あり、その後の本文も500ページ近くある(しかも二段組)。この重厚なヴォリュームもさることながら、この新しい序文からブラジルで話されているポルトガル語の言語的特性に関する考察が開陳され、あわせて本書の執筆にあたっての哲学的・文学的影響が詳らかにされる――そこで並ぶ固有名詞も、ニーチェプルーストレヴィ=ストロース、そしてドゥルーズフーコーといったフレンチ・セオリー、さらにはブラジルの思想家たち――のだからのっけから一筋縄ではいかない。

曲がりくねり、脱線し、衒学的、迷宮的とも言える本書を喜び勇んで買い求めたMPBファンの困惑と落胆が目に浮かぶようだが、抜群に面白く刺激的である。自伝と哲学的考察とブラジルのポップ音楽史や文化、社会に関する批評が複雑に絡み合ったテクスト……とまとめてしまうとここからいくつもこぼれ落ちてしまうものがあるだろう。この異形の多層性・多重性にもっとも近いのは、ロベルト・ボラーニョだ……といえば、海外文学ファン向けの惹句になるだろうか?

盟友ジルベルト・ジルとの出会い(本書の時間軸は過去から未来に向かって直線的に進んでいるわけではない。このためジルとの出会いが語られるのも中盤ぐらいだ)や幾度も言及されるジョアン・ジルベルトへのリスペクト……ブラジル音楽ファンを喜ばせる読みどころも数多く用意されているのだが、それだけでなくこのテクストの豊かさを味わいたいものだ。その豊かさが、カエターノの音楽的多様性、ひいてはブラジル音楽の豊潤さとも繋がって読める。

最後にカエターノ自身が自分の音楽的才能について自己分析している箇所を引いておきたい。この自己分析の鋭さにも彼の知性を感じ驚いたし、心が動いた。

自分の音楽的な鋭敏さは平凡で、時には平凡以下だと思う。驚いたことに、経験はそれを変えた。とはいえ、僕をジルやエドゥ・ロボ、ミルトン・ナシメント、ジャヴァンにしてくれたわけではない。しかし僕は、自分にそわそわと落ち着かない想像力と、音楽の統辞法などを知性で捉える能力があることを認める。このふたつが有意義な曲を生み出させてくれているのだ。とりわけ歌っていると、自分に出会うことができる。歓びと、歌うという行為が僕に与えてくれる知識の深まりが、この道を選んだことを正当化してくれる。(P. 115)

 最後に来日したのは2016年。このときは幸運にもあの艷やかな歌声に接することができたが、再び聴くことができるだろうか……?

2021年1月26日、あるいは

起床

5時過ぎ。筋トレ。胸、上腕二頭筋。仕事で色々気がかりなことがあり、少し筋トレへの意欲が失われかけていたが己を奮い立たせてやっていく。

聴き逃し配信でメロウな夜を聴きながら『ドゥームズデイ・クロック』。『ウォッチメン』の数倍ややこしかった。DCユニヴァース上級者向けか。

丸3年近くヘビーに着倒しているチャンピオンのパーカー(US製の高いやつ)の袖のリブが破けていることに気づいて自分で縫って直す。グレーの糸がなかったので白い糸で間に合わせた。直したことが丸わかりだが、そういうのも良いだろう。

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さらに気合を入れて仕事前に5分トランポリン。

昼食後、スケボーへ。Day 7、しかし3日間のブランク。このブランクがまた痛い。プッシュすらおぼつかなくなっている。今日はエンドオーバーの練習。一度大きく転倒する。


【完全解説】エンドオーバー!スケボー初心者も出来る練習方法!複数やり方あるの知ってる?

ちょっと形はできてきたが次はこの練習法を試してみよう。もっと丁寧に練習していったほうが良い。

夕方から目の痒みを感じはじめる。ひょっとして花粉か……あ、こないだの発熱ももしかしたらそうか……。

夕食とともにヱビス。マテ茶。ストレッチ。風呂でタオルギャザーと交互浴。

10分聖書

ヘブライ人への手紙』、『ヤコブの手紙』読了。『ペトロの手紙 一』第1-2章。

Caroline Shaw: Narrow Sea

Caroline Shaw: Narrow Sea

Caroline Shaw: Narrow Sea

  • 発売日: 2021/01/22
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 キャロライン・ショウはアメリカの女性作曲家。1982年生まれで2013年にピュリッツァー賞を受賞しているのだからかなり早くから注目されている人、と言っていいだろう(ちなみにピュリッツァー賞の音楽部門はスティーヴ・ライヒとかジョン・アダムズとかが受賞する賞なので、まさにこの録音を出しているNonsuchとか、あるいはECMとかで取り上げられる、耳に優しい現代の作曲家が受賞者に名を連ねがちである)。
最新アルバムは、パーカッションや電子音、ピアノの小規模なアンサンブルに女声を組み合わせた歌曲集《Narrow Sea》とパーカッションアンサンブルのための《Taxidermy》を収録している(前者は一部を後者はライヴ映像をYouTubeで視聴可能。変わった音がするので、映像付きでみたほうが面白いかもしれない)。《Narrow Sea》はとくにほとんどポップ・ミュージックのような楽曲で、というよりも、クラシックの技術を使ったポップ・ミュージックの領域の楽曲だと言い切ってしまおう。音の印象的には、Punch Brothersに一番近い。こういうのもまたアメリカでしか生まれてこない音楽、という気がする。


Caroline Shaw - Taxidermy: LIVE Toronto Jan 19, 2019

カエターノの自伝へ。「リングア」という短い章にはいる。ロンドン亡命後の話だ。イギリスでストーンズを生で観て、持っていかれた、みたいなことを書いているのが面白い(P. 430-431)。非常に素晴らしい文章。あと50ページほど。

ジェフ・ジョーンズ ゲーリー・フランク 『ドゥームズデイ・クロック』

 

ドゥームズデイ・クロック (ShoPro Books)

ドゥームズデイ・クロック (ShoPro Books)

 

ウォッチメン』の正統的続編。のっけから「え、コイツ、『ウォッチメン』で死んでたじゃん?!」というキャラクターが登場してどうなってんだ!?と驚かされるが、そんなものは序の口に過ぎず、バットマンやスーパーマンがいるDCユニヴァースとウォッチメン世界が接続されるとどんどんややこしさは加速、終盤になるとドクター・マンハッタンの存在がDCユニヴァースの歴史再編の要因となるメタフィクション要素も入ってくる。すごい、としか言いようがないが、すごい熱量をもって壮大な内輪ネタをやっている、とも言える。

巻末に詳細な解説も付いているので初学者向けのサポートも手厚いが、DCコミックスの諸々を押さえた上級者(有段者)向けの内容。ウォッチメン世界と接続されたDCユニヴァースには、昨今の世界情勢が色濃く反映されており(2017-2019年にオリジナルは刊行されていた)、プーチンは顔出しで出てくるし、習近平やネタニヤフは名前だけ実名で出てくる。一方でアメリカ大統領は顔も名前も出ない(が、Twitterはやってる)。このバランス感覚に、ムハンマド肖像画の禁止を連想してしまった。

2021年1月25日、あるいはデトックス

半日ほど寝ていたら熱は下がったが腰が限界になって夜中に起きる。2時ごろ再度寝る。

起床

すべてのルーティンをキャンセルして7時まで寝る。まだ調子が良くない。Hの朝食の準備をするのに起きて、もう一日寝ることにする。

ベッドのなかで100de名著『資本論』の見逃し配信を観る。今読んでいる本(『モード後の世界』にもまたま斎藤幸平の名前が出てきた。

安静にして本を読み続ける。

何度目かの睡眠と覚醒を繰り返したのち、久しぶりに、小学生の夏休みの朝のようなスッキリとした感覚が身体に訪れていることに気づいた。デトックス的な感覚。一方で今日の分の諸々が溜まっているので、明日以降に皺寄せが来るのだが。

夕方、本を一冊読み終える。自分のスタンダードを決めるオーダーコートを仕立てるヴィジョンが生まれた。あと「安いから買っておく」というのもそろそろやめにしたいものだ。

夕食は普通に食べる。ストレッチ。風呂。タオルギャザーと交互浴。

寝床で100分de名著のテキストを読む。テレビよりも密度を感じて良い。「テレビの伊集院」がいないからかもしれない。

半分読んだ。

栗野宏文 『モード後の世界』

 

モード後の世界 (扶桑社BOOKS)

モード後の世界 (扶桑社BOOKS)

 

ユナイテッドアローズの栗野宏文による初の著書。自伝的記述や創業に関わったユナイテッドアローズの社史、ファッション批評と社会批評が組み合わさったような内容で、タイトルの大きく構えた感じとは裏腹に、これと言ってなにか目新しい主張がおこなわれているわけではない。著者が男性ファッション誌で「スーツにニューバランスのスニーカーを合わせる」というスタイリングを「最近はコレばっかりですね」みたいに言ってたのが妙に記憶に残っており、そこから「スーツにNBの人」という一面的な印象を持っているのだが「クリエイターではなく、なんか良い感じの組み合わせを見つけて上手いこと見せる人」ってことなんだろうな、それは小売の人らしさであり、バイヤーの人らしさなのかもしれない。本書にもそうしたセンスが貫かれているようにも思った。読後感は、ファーストリテイリング柳井正の本に、松浦弥太郎を掛け合わせたようだ。つまんねー、って感じの本ではない。著名なデザイナーがどういう文脈からでてきたのか、という記述は歴史的なものとして面白いし、「日本ではファストファッションが流行らない」という分析(ユニクロや無印をファストファッションではない、として、日本から撤退していった海外のファストファッションSPAとは明確に区分する)は、自分の消費者感覚を見透かされたような記述でもあった。

2021年1月24日、あるいは発熱

起床

22時過ぎて酒飲んだりすると覿面に翌日ツラくなるので、夜更かしも飲酒じゃなくて炭酸水とともに、みたいな感じ。ワインとかダラダラ飲むような日常に戻りたい気もするが、糖質が……みたいな呪縛もあったりして実行には移さない(手頃な値段で買えるようなワインにはやや食傷気味になっているだけ、とも言える)。覚醒してる時間が長くなったのは良かったけれど、一抹の寂しさがなくはないんだよなぁ、複雑。7時半ごろ起きる。セミヌード写真集のモデルになる謎すぎる夢を見た。

朝食後『ゴジラの逆襲』を観はじめる。その横で筋トレ。下半身。トイレに入っているあいだにゴジラに飽きてたようで終わっていた。腹筋もやる。

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将棋で遊ぶ。

マーヴィン・ゲイ / What's Going On: the Detroit Mix

What’s Going On: The Detroit Mix

What’s Going On: The Detroit Mix

  • 発売日: 2021/01/22
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

50周年。ミックス違いのヴァージョンを初めて聴くが結構違うな、と。正式発表版よりももっと遊びが大きい、というか、端的に音数が多い。

天気が悪いせいかひどく眠い。椅子のリクライニングを倒して少し寝る。

昼食後に検温したら微熱が出ていたのでベッドに入る。そのまま夜まで熱が下がらず。寝続ける。