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文化的消費活動の日記

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

2023年1月30日、あるいはゴーグル

4時半に起きる。夢のなかで千葉雅也の「新作」を読んでいた、というか、新作に「なって」いた。ストーリー。主人公(「ぼく」)は宇都宮の高校生で、次の春から東京の芸術大学に入学が決まっている。まだミニ四駆が流行している時代で、主人公は自分ではもう…

國分功一郎 『はじめてのスピノザ: 自由へのエチカ』

はじめてのスピノザ 自由へのエチカ (講談社現代新書) 作者:國分功一郎 講談社 Amazon 「100分 de 名著」のテクストを再構成・加筆したもの。スピノザが扱う形而上学的な主題のなかでも意思論については本書の書きぶりがもっともわかりやすいテクストだと思…

2023年1月29日、あるいは対花粉

6時過ぎまで寝る。早起きする、みたいな気持ちがまったく忘れられてて二度寝してしまった。喉が痛むのは花粉のせいな気がする。 朝食後、掃除をして英語のハノン。筋トレは明日から復帰することにする。 山本光学 YAMAMOTO YG-5090HFN 無気孔ゴーグル くもり…

2023年1月28日、あるいは香りで満たされる

4時半に起きる。喉の痛みが残っているが平熱。注射したところの痛みもかなり引いてきた。昨日「この俳優の名前なんだっけ」と調べたせいか(福士蒼汰だった)夢に福士蒼汰がでてくる。福士蒼汰さんの実家らしいところで鍋パーティをしているのだが、自分はず…

鷲田清一 『モードの迷宮』

モードの迷宮 (ちくま学芸文庫) 作者:鷲田 清一 筑摩書房 Amazon 高校時代、おそらくほとんど初めて読んだ思想の本(たしか模擬試験の現代文のテクストにこの本からの文章が選ばれていたのだと思う)。当時通学時間に線を引いたり、付箋を貼ったりしながら熱…

2023年1月27日、あるいは秒速

6時に起きる。紆余曲折ある夢。高校オケの同級生だったコントラバスのTがでてきたり。夢の終盤ではバーに閉店まで居座っている。閉店時の音楽がKing Crimsonの「Epitaph」だった。平熱には戻ったがまだ注射したところの周辺が筋肉痛のよう。喉も痛く風邪っぽ…

松本卓也 『人はみな妄想する: ジャック・ラカンと鑑別診断の思想』

人はみな妄想する -ジャック・ラカンと鑑別診断の思想- 作者:松本卓也 青土社 Amazon 『疾風怒濤精神分析用語辞典』に引き続き、ラカン関連の本を。こちらは松本卓也の第一著作(2015)。ラカンの理論的言説を通時的にたどりながら鑑別診断(本書で取り扱わ…

2023年1月26日、あるいはベッド

真夜中に猛烈な悪寒で目が覚める。副反応。解熱剤を飲んでひたすら寝る。 幼稚園から帰ってきたHからメッセージをもらう。

2023年1月25日、あるいは不穏

4時半に起きる。英語ルーティン。キャリフォルニアで発生したmass shootingについて続報。監視カメラに犯人と格闘し銃を奪った人が映っており、その人がインタヴューにも答えていた。犯人は72歳のアジア系の男性(すでに自殺)。アジア系を狙った差別、とい…

2023年1月24日、あるいはフロス

4時半に起きる。夢のなかで電車に乗っていた。目的地は家の最寄りから4駅隣りの駅なのだが、夢の中ではそれがめちゃくちゃ遠い。ちょっとした小旅行になっていて渋谷から一時間半ぐらいの距離になっている。座っている自分の膝の上には「アド街」を雑誌化し…

2023年1月23日、あるいはRC

4時半に起きる。どうやら昔の勤務先にいるらしく、妙な集会で「これからのスローガン」みたいなものを教えられる夢。スローガンに含まれるキーワードはすべてアルファベットによる略語なのだが、どうにも読み解けない。RC = Return to Customerとかいろいろ…

2023年1月22日、あるいはA先生

5時過ぎまで寝る。通っていた中学校の校舎にいる。理科の実験室でなにやら実験をしているらしいのだが、先生の話を聞かずに卓上でサイフォンコーヒーをいれている夢。途中でトイレにいきたくなる。すると先生が写真を見せてくれる。それは手術によって尿道に…

2023年1月21日、あるいは掃除

5時に起きる。とある山岳地帯を観光している夢。その一帯では山を沿うように気流が流れており、パラグライダーで移動ができる。ホテルのあるところからパラグライダーでお祭りの会場まで移動していた。その移動手段がポピュラーなものになっていて、祭りの会…

向田邦子 『阿修羅のごとく』

阿修羅のごとく (文春文庫) 作者:向田 邦子 文藝春秋 Amazon 向田邦子の脚本をノベライズしたもの。谷崎潤一郎の『細雪』をベースに書かれてるんじゃないかと思うのだが、同じぐらい面白い。これを読んで森田芳光が監督した映画が前半部分だけだったことを知…

松原岩五郎 『最暗黒の東京』

最暗黒の東京 (講談社学術文庫) 作者:松原岩五郎 講談社 Amazon 明治時代のジャーナリストが当時の東京の貧民窟を取材した実録ルポ。文章が現代文じゃないのでかなり読みにくい部分もあるのだが、かなり壮絶なことが書かれていて面白い。たとえば都内の木賃…

2023年1月20日、あるいは計画を立てる

4時半におきる。夢のなかで街歩き雑誌の新入社員になっていた。おそろしく古いMac(有線で形が丸いマウスを使っていた)でDTPをするのに四苦八苦していた。学生の頃にとある音楽雑誌(いまはもうない)でアルバイト(のさらに見習い)みたいなことをしていた…

2023年1月19日、あるいは盛り上がる

4時半に起きる。松尾潔さんと食事をする夢。緊張で全然喋れず。なぜか映画監督のFさんも同席しており「あ、おふたりってどちらも早稲田ですよね」みたいな話題を振っていた。英語ルーティン。共和党の候補者が民主党の議員の自宅を銃撃するよう仕組んでいた…

福尾匠 『日記〈私家版〉』

tfukuo.booth.pm 研究者であり、批評家の福尾匠による2021年1月20日から2022年1月19日までの日記。↑のリンクはPDF版だが、書籍(わたしが持っているものは121番のシリアルナンバーが振られている)は日めくりカレンダーのように製本されていて(実際に日めく…

2023年1月18日、あるいは値上げ

4時半に起きる。夢のなかでFさんの日記を読んでいた(夢のなかでもインターネットをしている)。起きて足首のテーピングを貼り直す。だんだん上手になってきた。英語ルーティン。NBCで糖尿病治療薬が痩せ薬みたいにSNS上で持て囃され、乱用に近い状況が起き…

2023年1月17日、あるいは『12』

4時半に起きる。会社の交通費精算が駅の券売機でできる仕組みになっている。過去に買った切符を入力するとその場で現金が返ってくる。とくに乗車した証明や領収書のようなものは必要なく「これじゃ不正し放題じゃないか……」と思いながら手続きをする夢。 英…

2023年1月16日、あるいはJansen & YT

4時半に起きる。通っていた福島市立平野小学校の校舎が夢に出てくる。校門に続いている道はファストフード店で栄えていて(実際はそんな風になっていない)下駄箱のところに入っていき、自分の上履きを探そうとするのだがどこにもない。そもそも自分が何年何…

2023年1月15日、あるいは行動原理

5時過ぎまで寝る。布団が気持ち良すぎる。かつては栄えていた島(いまは無人島)をニートが再開発するプロジェクトに参加している夢をみた。島の廃校の図書館が異様に充実していて、プルーストやベルクソンの翻訳が揃っている。これをどうやって自分のものに…

2023年1月14日、あるいは聴いていく

6時まで寝る。昨晩はその前が寝不足だったので一瞬のうちに眠れた。Hも起きてきたので朝食を準備。その後、英語のハノン。 Nefertiti (2023 Remaster) Columbia/Legacy Amazon 『Nefertiti』の2023年リマスターというのが出ていた。AI技術で音を分離させて空…

2023年1月13日、あるいはシンギュラリティ

5時に起きる。連日変な夢を見て、昨晩も変な夢を見た気がするが忘れてしまった。少し寝不足気味、というかちゃんと疲れがとれていない。疲れを感じながら英語ルーティン。 今日から在宅での仕事に切り替え。Hの部屋を借りて仕事する。こども部屋おじさんだ。…

2023年1月12日、あるいは敗戦国

4時半に起きる。昔、大阪で暮らしていた自らを天皇だと名乗る人物(そのせいで戦時中は逮捕されたりしていたらしい。出口王仁三郎みたいである)の生涯が舞台化される……というのがニュースにとりあげられているのを大阪のホテルで見る……という夢。精神分析で…

2023年1月11日、あるいは夢のなかの重さ

4時半に起きる。またすごい夢。吉岡里帆様が主演のインディ映画(監督は韓国人の聴覚障害者の人で、題材にも聴覚障害が絡んでくる。彼女もこの映画のために手話を学んでいた)に大口の金銭的支援をしたので、その御礼に会食することになる。で、のっけからめ…

2023年1月10日、あるいは280SL

4時半に起きる。昨日ピアノを練習したせいか左手小指のばね指の状態が急激に悪化。英語ルーティン。終わってラジオを聴き始めたら、aikoの新曲が流れていて1秒未満でaikoだ、ってわかる、その記名性に慄く。 仕事前にジム。背中。昨日放送された藤原ヒロシの…

2023年1月9日、あるいはI.S.O.

6時前に起きる。テレビドラマにちょい役で出ることになり、その打ち上げで錚々たる若手人気俳優たちに囲まれて居心地悪くしている夢を見る。夢のなかで本格的に飲酒していた。「こんなに飲むの、超久しぶりですよ」と言っていた。あきらかにかなり飲んでいる…

2023年1月8日、あるいは汎神論

5時過ぎまで寝る。 体の変化をまとめてみた。左上: 2018年10月。地獄の大炎上(毎月残業150時間超)の終盤右上: 2019年4月。自重トレとランニングで絞った左下: 2021年7月。自重とチューブトレとランニングを続けていた右下: 2022年12月。ジム通い3ヶ月目 pi…

片岡一竹 『疾風怒濤精神分析用語辞典』

psycha.theshop.jp 昨年読んだ本のなかでも個人的にかなり重要な著作だった『疾風怒濤精神分析入門』のまえに書かれた(まだ21歳とかで書いている!)ラカン入門の同人誌(!!)。『入門』のほうは本書よりもさらに初学者向けを目指して書かれたものである…