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文化的消費活動の日記

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2017年に読んだ本を振り返る

レフ・トルストイ 『アンナ・カレーニナ』 寺尾隆吉 『ラテンアメリカ文学入門: ボルヘス、ガルシア・マルケスから新世代の旗手まで』 佐々木拓郎 『データを集める技術 最速で作るスクレイピング&クローラー』 井上智洋 『ヘリコプターマネー』 アープレー…

『伊丹十三の本』

伊丹十三の本 作者: 「考える人」編集部 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2005/04/21 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 15回 この商品を含むブログ (37件) を見る 『ぼくの伯父さん』にあわせて購入していた『伊丹十三の本』も読み終える。この本に収…

伊丹十三 『ぼくの伯父さん』

ぼくの伯父さん 単行本未収録エッセイ集 作者: 伊丹十三,松家仁之,矢吹申彦,和田誠,寺澤太郎 出版社/メーカー: つるとはな 発売日: 2017/12/20 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る ここ数年、伊丹十三の著作に心酔しきって…

國分功一郎 『暇と退屈の倫理学 増補新版』

暇と退屈の倫理学 増補新版 (homo Viator) 作者: 國分功一郎 出版社/メーカー: 太田出版 発売日: 2015/03/07 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (36件) を見る 2017年は「日本のいまの現代思想、結構面白いじゃないの」という個人的な発見があった年だ…

トマス・ピンチョン 『重力の虹』

トマス・ピンチョン全小説 重力の虹[上] (Thomas Pynchon Complete Collection)作者: トマスピンチョン,Thomas Pynchon,佐藤良明出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/09/30メディア: 単行本この商品を含むブログ (14件) を見る トマス・ピンチョン全小説 重…

2017年冬までに飲んだ焼酎

大分出張で麦焼酎に目覚めて以降、一貫して麦焼酎を飲んでいた。普段の晩酌での酒量が「ビールを500ml飲み、それから麦焼酎を「そろそろ寝なきゃな」と思う時間までチビチビと飲む」という感じ。早いときは2週間で一升瓶が空いていた。写真にとっていないが…

本と豊かさについて

生後5ヶ月を超えた。いままでまったく反応がなかった一人遊び用のおもちゃに手を伸ばすようになったり、お腹が空くと口からとめどなくヨダレを流すようになったりしている。妻によれば、もうすぐ離乳食をはじめる、ということだ。ヨダレはその準備が整ったサ…

オマル・ハイヤーム 『ルバイヤート』

ルバイヤート (岩波文庫 赤 783-1) 作者: オマル・ハイヤーム,小川亮作 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1979/09/17 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 38回 この商品を含むブログ (47件) を見る ここ数年、寝る直前、ギリギリまで本を読む生活が続いて…

高橋ユキ 『暴走老人・犯罪劇場』

暴走老人・犯罪劇場 (新書y) 作者: 高橋ユキ 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2017/12/04 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 傍聴ライター、高橋ユキさんの新刊。凶悪犯罪で裁かれる「アウト老(アウトロー。要するに高齢の犯罪者だ)」たちを追う…

出村和彦 『アウグスティヌス: 「心」の哲学者』

アウグスティヌス――「心」の哲学者 (岩波新書) 作者: 出村和彦 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2017/10/21 メディア: 新書 この商品を含むブログ (3件) を見る 引き続き「アウグスティヌス強化月間」的な流れで岩波から最近でたばかりの新書を。いま一番…

檀一雄 『檀流クッキング』

檀流クッキング (中公文庫BIBLIO) 作者: 檀一雄 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2002/09/25 メディア: 文庫 購入: 13人 クリック: 34回 この商品を含むブログ (91件) を見る メロウ番長、tmymさんが 紹介していた岩手県盛岡市の古本屋さんBOOKNERDさ…

育児は消費

先月初めて息子をつれて福島まで帰省した。実家には父と母と祖母(息子にとっては祖父母と曽祖母)がいて、ずっとだれかにかまってもらっていたせいか、2泊して自宅に帰ってきたら、急に声が大きくなったり、発音できる音の種類が増えたりして驚いた。寝返り…

2017年11月に聴いた新譜

Bach Cello Suites Vol 2 アーティスト: Bach,Slava Grigoryan 出版社/メーカー: Imports 発売日: 2017/11/10 メディア: CD この商品を含むブログを見る 11月もクラシックを聴くことが多かった気がする。そのなかでもオーストラリアのギタリスト、スラヴァ・…