sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2023年5月20日、あるいは河瀨マジック

6時過ぎまで寝る。完全に仕事の夢を見ていた。Hも横ですでに起きており「誰かオナラした?」と朝イチで聞かれる(してない)。The Smithsを聴きながら朝食。

掃除などを済ませて、お茶を買いに市場へ。ついでにケーキを買って帰る。その後、英語ルーティン。そして腹筋。さらに古畑任三郎の録画。福山雅治回。福山のトリックの綻びがまったくわからないが、福山の福山すぎる演技がまさに福山って感じだ。

 
 
 
 
 
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AとHが買い物にでかけたので映画。河瀨直美のオリンピック映画。Tが褒めてたので観てみたのだが予想をはるかに超えて良かった。スポーツは尊い! みたいな気持ちにはほとんどならず(あったとすれば、ちょっとブルーノ・マーズに似たヴィジュアルの若い黒人女性の短距離選手の競技中、トラックを蹴る足音がタッタッタッと極めて自然に聞こえてくるところで、選手の肉体の美しさや躍動とその足音の重なりは端的に良いと思った)河瀨直美の言いたいことがめちゃくちゃ出た怪作だと思う。いや、これ、みんな期待を裏切られて評価してるでしょ! と思ってAmazonのレヴューを眺めたら低評価ばっかりで自分の感覚に自信が持てないが……。レヴューに「スケボーの競技映像に藤井風のピアノをあてるのはナシだろ」というのがあって、それは自分も同じことを思っていたが……。あと取り上げられているアスリートのうち、アメリカの女性アスリートの比率高くねえ? とも思った。あと、見るからに金持ってそうなうえに変なメガネかけたオッサンが「アスリート尊い!」みたいなことを取ってつけたように言って最後を〆てるのもなぁ……。この大いなる矛盾を提示した映画を〆られるのは天皇陛下しかいないのではないか、と思うのだが。森喜朗はじまりの、天皇陛下おわり、そうであればもう何ステージか上にジャンプしていた気がする。

夕飯にロピアのピザを買ってきてもらう。かなりヘヴィ級のピザだった。

寝かしつけに『西遊記』を読み聞かせしていると、ついに金角・銀角がでてきた。