6時に起きる。だいぶ首がマシになってきた。Hに「しりとりしようよ、パンはパンでも食べられないものはなーんだ!」と言われて笑ってしまった。昨日起きた大事件が、今後の暗い時代への大きな前触れのような気がしてならない。これからどんどん最悪なことが加速していく予感。末法の世、というに相応しい。家族を守っていかなきゃいけない。
朝からレコードを注文。ちょっと前にでていたリマスター版。『NEO GEO』をさらに発展させたワールド・ミュージック化した坂本龍一の傑作アルバム。
ベランダにプールを準備する。
Nightly News(7月7日分)。トップ・ニュースにロシアで捕まっている女子バスケットボール選手の件、さらにはボリス・ジョンソンの辞任。イギリスの首相の辞任の仕方は、昨日亡くなった元首相の辞め方にも似ているとも思っていたところだった。Covit関連ではUSでも感染者数が増えているとのこと。
届いていたConjureのセカンドを聴く。キップ・ハンラハンのプロデュース(ディレクション)によるバンド。イシュメル・リードのテクストを使った音楽、というのは前作と変わらないのだが、前作よりもずっと魔術感が抜けて、ソリッドな印象を受ける。キップ・ハンラハン抜きのキップ・ハンラハン(いや、プロデュースで関わっているのだが)。
昼食後、気絶。
AとHがでかけたので、デカい音で音楽を聴いていたら魔が差してインシュレーターを注文していた。最近は神経が鈍くなってきているのか、以前よりも音を大きくしないと聴いている気にならない。音を大きくするとインシュレーターがあるともっと低音を改善させることができるんじゃないか、とか余計なことを考えてしまう。
再読。
読みはじめる。コンコルドの写真が掲載されていて、そういえば小さい頃に買ってもらった乗り物の絵本のなかにコンコルドは必ずスター的な飛行機として紹介されていたよなぁ、と思い出す。もちろん乗ったことはないのだが、フランスのCDG空港からパリに向かう途中の道路を走っている展示されている機体を見ることができた。初めてみたときは「コンコルドだ!」と結構感動した気がする。コンコルドはもう飛んでいない。調べたら2003年にはすべて退役していたらしい。超音速旅客機、というものはいま世界には存在していないわけだ。民間人が宇宙にいく時代、モバイル回線でどこでも映画が観られるような時代に、超音速旅客機は存在していない。民間のホバークラフトもない。世界はある部分で退化している。
さらにConjureの3枚目のアルバム。冒頭から70年代のエレクトリック・マイルスみたいな重いビートが刻まれており度肝を抜かれる。1枚目とは別な魔術を感じる。ヨルバ語、日本語、英語が混ざる多言語空間で生み出される魔術的なラテン・ファンク。
Hが虫取り網を買って帰ってきたので虫取り。激しく蚊に刺される。
風呂上がりに買って読んでなかった速水御舟の本を眺める。すごい早熟の天才だったんだなぁ。原三渓が買い求めた「萌芽」は18-19歳のときの作品だと知った。この作品の雰囲気で興味を持った画家だが改めて驚愕。