sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2022年9月14日、あるいはMETA

4時半過ぎに起きる。いつものように英語の勉強中、iPhoneに向かって発音チェックをしていたら(音声入力でちゃんと入力できているか確認している)OSのアップデートによって精度がまた高まっている感じ。

朝から昨日気になったテーマについて電子書籍を買う。その流れで仕事を少ししてしまい、勉強時間が削られる。

Nightly Newsの配信がなかったので、This Morning's Top Headlines(9月13日分)を見る。女王の棺に集う人たちの姿が報じられている。そのなかでアンドルー王子に関するヤジを飛ばした男が群衆のなかからつまみ出される、というシーンがあった。トニー・ブレアがでてきて女王との思い出は振り返るインタヴューがあった。そのなかでダイアナ元妃の死についても言及されている。ダイアナ元妃という存在は、個人的にテレビから発生した原風景のひとつでもある。90年代の半ばのTVワイドショーからさまざまなものを植え付けられている。

朝イチの打ち合わせを終えてジムへ。デッドリフトで70kgまで試してみる。しばらくこれを上限としてみよう。やりたいマシンやフリーウェイトゾーンが空いてたので1時間ほどで終わる。

注文した本を受け取ってコーヒー豆を買って帰宅。

 
 
 
 
 
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夕方、届いていたレコードを聴く。とてもカッコ良い。

2022年9月13日、あるいは「そういう年齢」

4時過ぎに起きる。Hも「眠れない」と言って起きてくる。筋トレ、上腕二頭筋、肩。Hの相手をしながら英語の勉強。いつもより早く朝食。

Nightly News(9月11日分)。同時多発テロ事件のメモリアルがトップ・ニュース。もう21年か、と思う。高校生だった。

朝のうちに5km走る。まったくスピードが出ず。仕事で苦しい感じがエクササイズにでている気がする。筋トレは頑張れるけど、走るのはちょっと頑張れない。

ランニングにこのシューズを使っているのだが(もう1年以上経っている)ソールの構造のおかげでほかのアシックスのシューズより踵のすり減りが少ないのでは、という感じがする。まだミッドソールがでてくる気配がない。

ビアリストックス

ビアリストックス

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灯台」という最新シングルがJ-WAVEでこないだからよく流れている二人組の音楽ユニットらしい。「灯台」はキリンジ冨田ラボを彷彿とさせる奇天烈な楽曲。このアルバムはもっと落ち着いている。

これも朝の別所哲也の番組で流れていた。ピアノとギターによるデュオ。極めて洗練されたジャズ・ミュージック。ギタリストの井上銘の名前はどこかで聞いたことがあったかもしれないが、1991年生まれだという。ピアニストの魚坂明未も同い年。

夕方、ゴダールが亡くなったニュースを知る。ちょっとショック。イーストウッドフレデリック・ワイズマン(一本も見たことがない)、ゴダール、そして俺のばあちゃんが同い年。そういう年齢であるのだ、と思う。先日のエリザベス二世のときにも似たような感覚があった。こないだまで元気だったのに、という驚き。悲しい。夜のNHKのニュースではゴダールが「フランス映画の巨匠」と報じられていて、まことにテレビ的な、なにもわかっていない紹介ぶりだ、と思った。

幼稚園から帰ってきたHが郵便受けに入っていたはがきを渡してくれた。それはあしなが育英会(毎月定額を寄付している)の奨学生からの残暑見舞いで、そういうものが届くことを知らないでやっていたから驚いた。なんというか、とても嬉しい。直筆だ。もっと寄付できるようになりたい、そんな風に思わせてくれる。

読了。

次。オライリーのサイトで買った電子書籍スマホのブックアプリで読んでいるのだが、スクロール表示ができることに気づいて読書がめちゃくちゃ捗る。

東畑開人 『心はどこへ消えた?』

 

著者は臨床心理士。日々のカウンセリング業務から生まれたエピソードや大学の仕事、時事ネタから心のあり方、問題について綴ったエッセイ集。まったく本の内容を知らずにタイトルだけからメンタルヘルスが脳の器質性へと還元され、精神(心)の問題が投薬というアプローチによってもっぱら物質的に処理されている精神医学の問題を取り扱った本」だと思ってたら全然違ってた。自虐するカウンセラーの面白エッセイ。内容は面白かったので嬉しい誤算(?)だったのかもしれない。まさかのタイトルは『チーズはどこに消えた?』のもじり、だという。著者は1983年生まれで、わたしとはほとんど同世代と言って良い。だから本書でも言及されている「心理学ブーム」のようなものが、中学・高校生ぐらいのときにあったことをわたしも体験として覚えている。そういうものが確かにあった。1995年、あるいは1997年。心にフォーカスされる事件が起きていた。その後、あのブームはどうなったのか。わたしにはわからないけれど、この本は「その後」を示したもののひとつであるのだろう。

2022年9月12日、あるいは志村

4時半に起きる。起きたら腹筋、と思っていたのだが、目覚める直前に夢のなかで腹筋をしていた。気を取り直して覚醒して腹筋。

Nightly News(9月10日分)。トム・ヤマスがエディンバラから中継していた。NBCも英国関連のニュースが続いている。

朝食を食べながらラジオを聴いていたら再結成のニュースがらみでRoxy Musicが流れてて震えた。

9時前から集中して仕事。まったく息がつけずかなり疲れる。

夜、Hに「変なおじさん」を教える。一回で覚えていてすごい。志村けんはすごい。

2022年9月11日、あるいはスライム実験

6時過ぎに起きる。朝食後に筋トレ、背中、上腕三頭筋

The Pearl

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Boys & Girls

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プールに行く予定がなくなったのでレコードを聴きながら読書。ひさびさに『Boys & Girls』を聴いたが、参加ミュージシャンの豪華さに改めて驚く(マーカス・ミラーデヴィッド・サンボーンナイル・ロジャース……などなど一流ミュージシャンが名を連ねている)。ブライアン・フェリーは。いまこそ再評価されるべきミュージシャンだろう。コンスタントになにかリリース出し続けていて、自分のやることに迷いがない感じも素晴らしい。

こないだからHが「科学者になりたい」、「実験がしたい」というのでホームセンターでスライム作りの材料を買う。昼食後にスライムづくりをやってみたが分量を間違えてスライムがゼリーになってしまった。

合間に本の注文。

Memories & Remedies [ROSE 299]

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曽我部恵一の新作アンビエントも聴く。コロナ療養中に制作されたものだという。

おやつを食べてサッカーへ。芝があるところだと安心して全力ドリブルができるようだ。いつのまにかかなり上手くなっていた。自分のリフティングもなんか上手くなってた。地面にあるボールを足で浮かせて何回か続けられるようになっている(逆に手で放ったボールはリフティングできない)。

帰宅して即風呂。「鎌倉殿」をリアルタイムで観てベッドに入る。

2022年9月10日、あるいは中年の危機

6時前に起きる。またややこしいタイムリープ/ループものの夢を見た。筋トレ、上腕二頭筋、肩。

朝食を食べながら「ウィークエンドサンシャイン」。クリード・テイラー死去にともなうトリビュート曲の最初は、デオダードの「ツァラトゥストラ」。存在は知ってたがはじめて聴いた。かなりカッコ良い。

吉田秀和の本をちまちまと読んでいるのだが(演奏家を語るものでなく、楽曲について語るもの。しかし、そこまで面白くない。自分の嗜好が結局は音楽ではなく演奏の差異にある、ということを意識させられる)そのなかでドビュッシーの和音にまつわる音楽理論的な記述が目に止まって、ネットで少し調べたり、ギターで和音を確認してみたりする。楽しいものだ。

朝イチでHを散髪に連れて行く。仮面ライダーギーツの写真を見せて、それっぽくしてもらった。帰りに喫茶店で冷たいコーヒーを飲んで帰る。

 
 
 
 
 
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帰宅してドビュッシーの《前奏曲集》を聴く。ギーゼキングのよりももっと録音が良い演奏を探していたのだがピンとくるものがあまりない。ツィメルマンの録音なんかやたらと録音レベルが小さいし、エマールの演奏もリヴァーブがかかりすぎていると思う。演奏云々の時点で聴いていられない。もっともマシだと思うのがミケランジェリの録音だった。均整が取れていて、激しい緩急がある箇所もずっと綺麗さが保たれた演奏家をだと思う。あまりよく知らない演奏家ではあるのだが、コレは素晴らしい録音。

昼はマクドナルド。二日連続。

帰宅して気絶。その後、ガンバライジングへ。本屋に寄ったらHが「Brutus」を欲しがったので買う。

さらにHの新しいスニーカー。

 
 
 
 
 
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汗をかいていたので帰ってすぐに風呂。

「中年の危機」(よく言葉の定義はわかっていないが『ロスト・イン・トランスレーション』でスカヨハにビル・マーレイが諭されるやつ。中年が急にポルシェを買ったりするやつ)について考えていた。高級な機械式時計を急に買ったり、オーディオにハマりだしたり、これは中年の危機っぽい。それに対して本やレコードやカセットテープは、中年の危機っぽくない。単なるオタクって感じ。オタク = 未成熟なやつら、ということで中年イメージと相反する、ということな気がする。なにが中年の危機で、なにがそうでないか。これを分類していくのは面白い。ワインに急にハマるのは中年っぽいが、ナチュラル・ワインはそうじゃない感じがする。

PLAYBACK THE COMPACT

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  • Music and Public Good Nature.
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また良さげなカセットテープを注文。

 

2022年9月9日、あるいは甘じょっぱいハンバーガー

4時半に起きる。筋トレ、腹筋。背中の激しい筋肉痛はまだ治らず。英単語の復習をやりはじめたら覚えたものをどんどん忘れていっていることがわかって悲しい。いつまで単語をやっているんだ、という感じではある。今やっているテクストを終えて、全体的な復習モードに入ったほうが良い。それをしながら手慰み的に英語で小説を読んだりしたい。

朝のうちに自転車でスーパーにいき買い物。

Nightly News(9月7日分)。アメリカ西部では記録的な熱波が続き、電力危機が叫ばれている。全米で広がりつつあるマリワナ合法化の影で、人身売買で買われてきた人が非合法のマリワナ栽培に従事させられている、という独占ニュースがヤバかった。ニュースにでてきたのは英語もしゃべれない中国系の人たち。

5km走る。ビルドアップ走。

ジョン・レジェンドの新譜が素晴らしい。今年のベストに入ってくるであろう、R&Bアルバム。ダンサブルな要素も入りつつ、トラディショナルなソウルの深みが兼ね備えられている。

昼はマックへ。こく旨すき焼き月見なるものを注文。甘じょっぺえ! が、そこが良い。マックグリドルのようなハンバーガー。

気絶しながら午後の仕事。

sekibang.hatenadiary.com

読了。

次。