sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2021年3月29日、あるいは夢に松尾潔

起床

6時前。筋トレ。背中、腹筋。テレビをつけたら新年度らしく出演者が変わっている。NHKもお天気キャスターが変わっていた。

幼稚園へ。帰りの車中、ラジオでジョン・メイヤーが日本の高校に留学していたことがある、と聞いて驚く。

Floating Points ファラオ・サンダース / Promises 

ファラオ・サンダースがFloating Pointsと共演。さらにオーケストラとも。すごい組み合わせだし、いまのファラオ・サンダースってこういうアート方面的にも受容されているのか意外性もある。伝統芸能のひとが急にモダンな音楽に担ぎ上げられたような感じ。

今日も作業を進める。

なにもしていなくても、だからこそ鬱になる、ということがあるのかもしれない。いまの持ってる本をまるごと電子化してキレイさっぱりしてしまいたい、という欲望もちょっと鬱っぽい。

 
 
 
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淡々と10km走る。ペースをあげたほうがカロリー消費するのかと思っていたが、どうやら使っているアプリは心拍数をみて消費カロリーを計算しているっぽい。単純にペースが遅いと時間が長くなっている、というだけなのかもしれないが心拍数150未満の有酸素性運動の範囲で走っていると数字が伸びる。途中、アリが空中で盛んに交尾しているところに突っ込んだり、肩にカメムシがとまって(カメムシと気づかずに)指で跳ね除けたら強烈な匂いに悩まされることとなった。

桜が猛烈に咲いている。うろ覚えだが、日本中にソメイヨシノが植樹されたのは大正天皇の全国行脚にあわせたセレモニーと関係していた(気がする)。そうだとすると日本を象徴する風景のひとつとしての桜咲く春とはまったくもって近代的なヴィジョンなのであり、歴史も大して深くないことなる。走りながら、そういうことを考えた。

Orquestra Afrosinfônica / Orin, A Língua dos Anjos 

Orín, a Língua dos Anjos

Orín, a Língua dos Anjos

  • 発売日: 2020/11/20
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

2020年にかなり話題になっていたアルバムらしい。バイーアのアフロ・ブラジリアンなラージ・アンサンブルによる作品。素晴らしい。ブラジル音楽という枠組みを超えて汎ラテンアメリカ的なリズムが躍動している。

夕方ぐらいに「3月も終わりだし、『三月の水』でも聴くか」という気分になった。

夕方、幼稚園へ。帰ってヱビス。食中に赤ワイン。食後にエスプレッソ。

ストレッチ。風呂。

寝かしつけでそのまま朝まで寝る。「メロ夜」も聴けず。その代わりに夢に松尾潔さんが登場する。良い男だった。