sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2023年3月1日、あるいは自然言語処理

5時に起きる。夢のなかで大学生に戻っていた。しかし、すでにステータスは既婚で子供もいる。その状態でなにやらとても可愛らしい女の子にグイグイと言い寄られるという自分の人生には存在しないイベントが起きていた。あまりにもグイグイくるので、いや、もう俺結婚してるんだけど……と思いながらLINEでやりとりしていた(LINEも俺が大学生だった頃には存在しないものだ)。「なんで電話してくれないの!」みたいなことが送られてきて、わ、めんどくせえな、なんか……と思ったあたりで起きた。

英語ルーティン。昨日決めた通り英単語の時間に『DUO 3.0』を眺め直す。

「初級」がそろそろ終わるので「中級」を注文。

幼稚園にHを送っていき、帰宅して仕事前に筋トレ。腹筋。

キップ・ハンラハンの持ってなかった「千夜一夜物語」シリーズを聴く(Red Nightは持ってたのだが、このShadow Nightは持ってなかった。日本盤はShadow Nightの1と2がセット売りになっている)。ひょっとしてこのアルバムがキップのアルバムでは「いま気分」かも。エリントンにも繋がり得るソフィスティケイトされた世界。

昨日、AIは未知の単語をどのように推測するんだろう、という疑問が浮かんで、だれかに聞こうと思ったのだが、まずはBingに聞いてみた。追加の質問もサジェストしてくれて、これが学習をより深めるのに役に立ってくれる。捗る。学習した結果わかったことは、自然言語処理AIがもつ言語の辞書はそれぞれの単語の意味がベクトル化されていて、つまりその辞書は人間が言葉を理解するときのようにひとつの言葉に対して意味を定義するようなものではなく、言葉同士の位置関係として理解されている、とのこと。で、未知の単語がある場合は、周囲の単語などから意味を推測してベクトル化することが可能らしい。このようなアプローチを「単語分散表現」と呼ぶ。これは言語学でも応用可能で、たとえばある単語の意味の変化を捉えようとする場合、単語ベクトルの変遷を追うことで計量的に分析することが可能となるハズだ。調べたらすでにそういうことをやってる人たちがいるみたいである。面白いなぁ。ひょっとしてもっと応用が進むと哲学史なんかも機械的に処理することが可能なんじゃないか。たとえば、アリストテレスの自然哲学の解釈の変遷なんかも、単語ベクトルの変化から推測することが可能だろうし、単語同士の共起関係から解釈の要約や論者同士の比較を計量的におこなうことが可能となりそうだ(もうやってる人がいるのかもしれない)。

 
 
 
 
 
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午後ヤフオクで落とした機材が届いたので動かしてみる。が、まったくまともに動かない。大失敗。大した金額ではないのだがショック。

 
 
 
 
 
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ショックを受けながらタルコフスキーを観ていた。主人公のクリスはちょっとFさんに似てる。

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夕飯はスシロー。Hがタブレットを巧みに操作してひとりで注文していた。今日のHはサッカーで1得点だったらしい。幼稚園の同級生が隣で食事をしていた。最近こういう邂逅が多い。Hは幼稚園で謎の人気者になっているらしく、毎日Hと遊べたかどうか報告してくるコがいたりするとのこと。

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サッポロポテトの味のポテトフライが美味しかった。

中原昌也の体調が悪いとTwitterで知る。知遇があるわけではないのだが心配。