4時半に起きる。
昼にジム、背中。デッドリフトを100kgまで戻す。スピーディにパッパとこなしていたらかなり汗をかいた。
ポゴレリチのコンサートの曲目にシューマンの《交響的練習曲》が入ってたので予習のために聴きながらトレーニングをしていた。最初ポゴレリチ本人の若い頃の録音を聴いていたのだがよくわからなかったのでブレンデルに切り替えた。ブレンデルのドイツ物には、どれも「そこそこの良さ」がある。
父方の伯母が亡くなった、という知らせ。88歳。父親とは19歳も年が離れているので、亡くなってから改めて「この人、お父さんのなんなんだっけ?(兄弟なんだっけ? 全員同じ両親から生まれてるんだっけ?)」と確認してしまった。一番上の娘と、一番下の息子、という関係性(そのあいだに5人いるが、何人かはすでに亡くなっている)で軽く一世代違うすごさ。父親は戦後10年で生まれているが、伯母が生まれたのは日中戦争も始まってない。大変なことである。ちなみに存命の(母方の)祖母は93歳。生まれた年にはまだ満州国もない。これも大変なことである。イーストウッド、ゴダール、穐吉敏子、ワイズマンと同い年。なんと、ブレンデルも同い年だ。
たまさか先日、Hに歴史について話す機会があった。アメリカと戦争していたこと、韓国や台湾がかつて日本だったことがあること。アメリカとの戦争のトピックは天皇制から派生してその話になったのだった。「天皇って神様?」と問われたので「昔は神様だったけど、今は人間ってことになっている」と教えた。当然「なんで?」と次の質問に移るわけだが「アメリカと戦争して負けたから」と答えるも、間違ってないのだが、この説明では意味がわかんないな、と自分でも思う。神が戦争に負けると人間になる。神話のようだ。
奇しくも最近読み始めたカントーロヴィチにも通ずる話か。
仙台某所より先日送ったデレク・ベイリーTシャツの返礼品をいただく。「東太平洋」というラム酒の香りがとても良いクッキー。初めて食べるがとても美味しい。遣欧使節がらみのネーミングなのにパッケージには一切その由来が書かれていないのも面白い。
夕方に届いていたフレッド・フリスの再発/新譜を聴く。懐かしい。フレッド・フリスのギター・ソロ(即興)には、デレク・ベイリーとはまったく違った柔らかさがある。
Hは幼稚園の「お別れ遠足」イベント。帰ってきて色々観たものを教えてくれた。自分よりもはるかにいろんな経験をしている。夕食後、グラングランだった前歯も抜けた。