sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2023年11月14日、あるいは気分じゃない

5時半ごろまで寝る。寝坊。なんとか英語ルーティンをこなした。

cruel.hatenablog.com

朝、山形浩生さんが書いていた文章から(尻馬に乗るようだが)ピンチョンが「いまの気分」じゃなくなった理由が腑に落ちた。なまじ全集がでたことでピンチョンへのアクセシビリティが高まったことも、ピンチョン株の下落に繋がっていると思う。20年前。俺が大学に入学した頃(20年前!)を考えたら『重力の虹』なんかレア本だった(とくに下巻。上巻は割りと数があったが下巻は全然なかったし高かった)から図書館で借りるなどなんらかの制限のもと読むしかなかったわけだ。で、今。読めるようになってじっくり読んでみたら「なんだこれ、すごいけど、なんもないじゃん」となってしまう。読めるようになったことですっかり威光が失われてしまった。すごいのはわかるけど、こんな分量いりますか? って思うし、頑張って読み解いてもタイパ(!)悪くないですか、って思う。今の気分じゃないんです。好きな人は読めばいいと思うけど、まぁ、なんというか「すごい! エントロピーが!」みたいに持て囃す流れには全然ノレないね。結局『競売ナンバー』さえあれば良いんじゃないの(新訳読んでないが、読む必要もないかもしれない)。そのうち、持ってる本も売っちゃうかも。

仕事前にこないだ買ったゲイシャを淹れて飲む。コーヒーじゃないみたいな味がするコーヒー。じゃあ、コーヒーじゃないものを飲めば? っても思うのだが、ボージョレ・ヌーヴォーみたいなものか。

 
 
 
 
 
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先日買ったレコードを聴きながら仕事。

昼にジム。胸、腕、トレッドミル

夕方まで黙々と仕事。良い話があった。