sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2023年12月24日、あるいは「1960年のムラヴィンスキー」

7時半まで寝る。

 
 
 
 
 
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朝からHが観たがっていた映画へ。途中で寝た。

昼食を食べて、Hの散髪もして帰る。

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良い襟足になった。

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Tにもらったカセットテープを聴いた。昨日Tと銀座の店をいろいろと見ていたときのことを反芻。23年に渡って友人関係を続けていられるのも、単に巡り合わせの良さや趣味の近さ(カッコ良いと思うもの、ダサいと思うものの感覚が近い)のおかげではあるのだが、Tも(俺も)中年になっているのにカッコ悪くなっていないことがあるんじゃないか、と思う。この人にはカッコ悪いところを見せたくないな、という相手。

夕方、年内最後のレコ屋。ポイント5倍セールに乗ってアレコレ買う。

 
 
 
 
 
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帰ってから買ってきたレコードを早速聴いていく。《悲愴》の第2楽章が5拍子だと初めて知った。高一の自分がいかになにもわかっていなかったかを思い知らされる。しかし、凄まじい録音である。調べたらこれは1960年のヨーロッパ・ツアーの際に録られたものらしい。5番は6番と同じ学友協会ホール、4番はロンドンで録音されている。言わずもがなの冷戦下であり演奏家の亡命を危惧して、ムラヴィンスキーの海外渡航も厳しく制限されていたなかでの演奏。このツアーもソヴィエトの威信をかけた文化政策のひとつだったのだと思うのだが、そうした特殊な環境だったからこそありえたドキュメントともいえる。「1960年のムラヴィンスキー」(1976年のアントニオ猪木)的な本があればぜひ読みたい。こんな演奏を聴かされた当時のヨーロッパのリスナーの衝撃はいかほどか。

夕食にローストチキンをいただく。年々食べられる量が減っている気がする。

風呂に入っているときに、急に大島渚が降霊してきてHに向かって「ローレンス!」と絶叫。Hは風呂上がりにサンタさんに手紙を書いていた。Nintendo Switchのイラスト入り。めちゃ上手だった。

Hが寝た後にツリーの下にプレゼントを置いてサンタ業務は終了した。ベッドのなかで「戦メリ」のサントラを聴いてから寝る。今年は坂本龍一が亡くなったのだな。