sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2024年1月4日、あるいはユーディナ

4時過ぎに起きる。英語ルーティーンに復帰。そういえば英語で自己紹介をさせられる夢を見た。自分の拙い英語を聞いているまわりの若者たちがニヤニヤと侮蔑的な笑みを浮かべている、という悲しい夢。『英語のハノン』の中級の2周目を終えたので、初級に戻ってみる。NBCで1月2日夜のニュースを確認するとトップ・ニュースから羽田の航空機事故、さらに地震、と日本のニュースをとりあげていた。

年末にはじめていた作業を再開。ひどく手間がかかり、かなり心がめげそうになる。

マリア・ユーディナの《ゴルトベルク》を聴きながら買い物ついでのウォーキング。ショスタコーヴィチ関連で名前は知ってたピアニストだったが初めて録音を聴く気がする。ロシア・ピアニズムを象徴する強烈なタッチが随所に聞こえ、リヒテルやギレリス以上のインパクト。アゴーギクにはギクシャクしたところもあり、とても流麗な演奏ではない。12月に聴いたオラフソンと比べたらはるかに不器用で無骨に思えるのだが、心を打つのはこちらのほうだろう。こちらのほうが「わかる」。ある種のピアニストがバッハに取り組むときのとってつけたように神妙さ、ともいうべき、あの態度、がない。

強烈さ、でいえば、この《ディアベリ》もすごかった。すごすぎてテーマだけ聴いて一旦再生をやめてしまった。

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昨日買ったコーヒーミルが届いていたのでインプレッションをまとめた。

 
 
 
 
 
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夕方、昨日買ったレコードを聴きながら作業。現行のミックスでどうなっているのかわからないが、ステレオ技術の使い方が定まっていない頃の極端なミックスがかえって面白い気がしてくる。ドラムがぜんぶ左、とか。

マジカル・ミステリー・ツアー

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しかし、神経症かと思ったら精神病だった、みたいな話に巻き込まれておりツラい。ラカンによる精神病者の治療について確認したら「ラカン精神病者の妄想を彼の生に欠かせぬものとして尊重する」とあり、ますます、ツラくなった。ここぞとばかりにフロイト立ち返って、精神分析に扱えるのは神経症! と言いたい。

風呂のなかでもいろいろ考えごとをしており、風呂から出た後、電話で相談。新年初日から参っている。