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文化的消費活動の日記

TIMEMORE C3s Pro インプレッション

Amazonの初売りセールのメールがきて、なんか買うものあるかと物色し始めたら学生時代の先輩がFacebookに「ステンレス臼のミルはめちゃくちゃ良い!」と書いていたのが急に思い出され、新しいコーヒーミルを注文していた。早速使用結果を書いてみる。

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しっかりした箱。TIMEMOREは上海発祥の中国メーカーで取扱説明書やAmazonのページの説明の日本語には中国ブランドの雰囲気が満載なのだが、外装やプロダクトの高級感は日本のメーカーのものよりも良い。値段なりの高級感、いや、お値段以上の高級感。

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付属品など。コレに入れて運んでください、と言わんばかりの布の袋がついてきたがとくに持ち運ぶ用途を想定していないのでとりあえず保証書と説明書をいれる袋にした。

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ハンドルは折りたたみ式になっており、一瞬で折りたたみ/組み立てが可能。ハンドルが伸びてる状態だと微妙に場所をとるし、自立も不安定になるので折りたためたほうがハッピー。なお、底面にはすべり止めのシリコンがついているのだが、豆を挽くときにはまったく意味がなかった。たしかにすべりはしないのだが、接地面に吸着するわけではないのでめちゃめちゃグラグラする。普通に手で持ってハンドルを回したほうがベター。

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粒度調整機構はカチカチとデジタルなクリック感覚があるメカニズムになっており調整しやすい。以前に使っていたHARIOのセラミック・ミルでは、調整するためにネジを外さなくてはならず面倒だった。挽きごこちも大変スムーズであっというまに挽き終わる。

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挽いた結果。良い感じで均一に挽けている。

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以前に使っていたものとの比較(同じ豆)。同じ中細挽きを狙ったセッティングにしているが、HARIOのセラミック・ミルではだいぶ大きな粒が混じっていることがわかる。大きなものと細かいものが混じり合って「中細」になっているって感じだ。

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Amazonのレビューでは「受け皿に粉がめちゃめちゃつく」というコメントがあったが、気になるほど付着せず。過去に使っていたプロペラ式の電動ミルでは付着がかなりひどく毎度ブラシでかきだす必要があったが、これぐらいだったらほとんど手間がかからない。

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付着する微粉などは付属のブラシで掃除できる。毛が長いので使いやすそう。

ドリップした結果、そんなに劇的な味の変化はないのだが(個人の観想です)、粒度が均一になったことが要因なのか酸味が落ち着いた印象を受けた(個人の観想です)。使いやすさはHARIOのミルよりもはるかに向上しているので満足(個人の観想です)。「手挽きのミルならこれ一択! コスパ最強!」みたいなのは明らかに言いすぎだと思う。定価15,460円で今なら20%オフで12,368円。今ならお買い得、ではあるのだが、そこそこ高級品と言える。

初手から良いやつを買え、っていうのはムダのないメソッドとは言えるのだが、正直、実売価格で2000円弱のHARIOのコーヒーミルってめちゃくちゃ優秀じゃん、まず買うなら安いやつで良いんじゃん? 満足しないなら高いやつ買えば? ってことがわかった。

 

自分が使ってたのはコレ。受け皿はガラスなので割れるリスクがあるが、受け皿だけ買える(かなり分厚いガラスなのでかなり頑丈ではある)。

(以下、投げ銭用に有料記事設定しておきます)

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