急に日記を書きたくなったので、思いついた時に書くようにする。
昨晩よりだれに頼まれたわけでもないのだが、ボルヘスの「アヴェロエスの探求」という短編小説について文章を書いていて、今朝もその続きを書いていた。書きながら、アヴェロエスの思想について調べもの。井筒俊彦の「アラビヤ哲学」を参照する。アヴェロエスの「知性単一論」にする明瞭な解説があり、とても勉強になると同時に書かれた時期(発表されたのは戦後まもないころだ)を考えて驚嘆するほかない。こないだ、仙台で友人と中世哲学の話をしていた。それで最近になって自分の関心が意思論や知性論に向いてきている自覚をもっている。ボルヘスの短編に関する文章を書き終えたら、その副産物的なものとして、アヴェロエスの知性論に関する文章をまとめてみたいとも思う。
仕事。さまざまなことがちょっとずつ動いているモードになっており、精神的に良くない。目の前にある仕事をちょっとかじっては、他人にボールを投げ、別な仕事に移り、そのうちに投げたボールが返ってきて、そっちに手をつける、みたいにいろいろ目移りしながらの仮想的な分散処理というか、タイムシェアリングみたいに抱えているさまざまを処理している。もとより、いろんなことをして暮らしているけれど、ひとつずつ消化していかないと、混乱してしまう。
今朝読み進めた本。
まだ3章の途中。
昨日の帰りに読み進めた本。
科学アカデミーと「有用な科学」 -フォントネルの夢からコンドルセのユートピアへ-
- 作者: 隠岐さや香
- 出版社/メーカー: 名古屋大学出版会
- 発売日: 2011/03/07
- メディア: 単行本
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読み始めたばかり。微妙に登場人物がかぶっていて面白い。