sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2021年5月10日、あるいは怒りっぽくなっているかもしれない

 起床

6時ごろ。筋トレ。背中、腹筋。

朝食後、「仮面ライダーセイバー」をHの横で見る。家事をしながらだったから大事なところがわからなかったが、また新しいライダーがでてきた。

黙々と資料作成。土日いろいろ考えていたのでスムーズに進んだ。

 
 
 
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5km走る。今日もビルドアップ。

最近ちょっと怒りっぽくなっているかもしれない、と仕事をしていて反省する。

夕方、糖質ゼロビール。夕食とともに日本酒を。好きじゃない日本酒を消費するのはツラい。Hは夕食の途中で寝てしまっていた。運動量の増加に体力がついていっていないのかもしれない。

ストレッチをして風呂へ。

風呂後に金継ぎ作業。今日で中塗り3度目。明日から仕上げの工程にはいっていく。

『哲学の歴史』を読み疲れたあとに陶磁器の本を眺める。

陶磁 (日本史小百科)

陶磁 (日本史小百科)

 

 これ、美術史的な観点だけでなく、考古学的な観点からも記述があるのが面白い(日本だけでなく日本に影響を与えた中国や朝鮮の歴史も扱っている)。日本で本格的に釉薬をつかった陶器がつくられはじめたのは16世紀。17世紀からは磁器の生産がはじまる。15世紀が日本のルネサンス、16世紀がマニエリスム、17世紀はバロックのように捉えてみたい。

「メロ夜」を聴いて寝る。

『哲学の歴史』6巻のメモ

 ヒュームの章は以前にも読んだのでさっと流し読む。アダム・スミスの章へ。スミスの道徳哲学者としての業績をおもに取り上げている。スミスは共感を道徳判断の起源として設定し、さらにそれを社会のつながりの端緒として考えている。さらに商取引については、相手の自己愛に働きかけること(この取引をするとあなたもハッピーになるんですよ)で可能になる、と説く。合理的な選択をする人間観がはっきりとあらわれている。
次にイギリス道徳哲学に関する章が設けられている。シャフツベリー、マンデヴィル、バトラー、ハチソンのコンパクトな紹介。
次はトマス・リード。またもや、だれ、って感じだ。ロックやヒュームらの観念論を批判し、観念に対して常識を打ち出した。その常識論をちゃんと理解できていない感じがするが「知性はその最も重要な場面で、そのまま世界に通じている」(P. 350)という記述は、人間にはアプリオリにそういう判断能力が備わっていると考えた、と理解して良いのだろうか?