起床
6時前。筋トレ。背中、腹筋。少しメニューも入れ替えてみる。身体の前と後ろをセットにするイメージ。
トランポリンを5分。
朝から実行環境による浮動小数点数の精度の違いについて調べてちょっと勉強になった。今朝は目のかゆみを本格的に感じるようになってきている。毎日のR-1ヨーグルトも丸2年ぐらいやっているが、今年もかゆみ程度でなんとかなると良いな、と思う。
いつもは普通に洗濯できているパーカーが何度やっても片寄りエラーになるのでイライラ。
昼食後、スケボーへ。引き続きオーリー練習。Day 5。昨日観た動画のイメージで体を動かそうとするもまぁ飛べない。ただ、少し上半身を浮かすイメージが持てはじめたので止まった状態での高さが少しではじめる。気晴らしにマニュアルの練習もはじめた。
夕方、少しだけスケボー。気晴らし的に自由に滑る。Hが帰ってきたところで切りあげて帰る。
こないだ買った安いスパークリングを開ける。シェリーのようにドライな感じが良い。
橋爪大三郎 『はじめての構造主義』
13年ぶりぐらいに読み返した。1988年の本だからもう33年前の本らしい。今となってはこれ問題発言だよなあ、という記述もある(クリステヴァの写真をみて美人と思ってたから講演を見に行ったら、クリステヴァのお母さんのような人が講壇にたっていて、それが本人だった、とか)。柔らかい、というか、軽薄な文体。キリスト教に関する本をある社会学者と出して、その内容がはちゃめちゃだ、と批判されていた著者だが、1988年にこれだと、まあ、そういう風にもなるかな、と本書の内容とは全然関係ない感想を抱く。ソシュールとかちゃんと読まないとな……みたいな気持ちにはなって、新たな学習計画が立ちはじめる。
夕食後、ウルトラマンZ。いつの間にか佳境に入っていて、人間が作った人造ウルトラマン(メカゴジラ的なマシン)が地球を滅ぼすテクノロジーを有していてヤバいがゆえに怪獣もその存在を消そうと暴れている、という話になっていた。このあたりも『ゴジラ』的なテーマの変奏なのだが、エヴァっぽくもある。
ストレッチ。
風呂の前までに絵を描いて遊ぶ。少しひさびさ。
風呂。タオルギャザー、交互浴。風呂上がりにHの相手をしていたら、本棚からずーっと探していた写真集が発掘される。
寝かしつけから起き出して小津を見る。そしてTwitterでFさんが『I''s』の話をしていたのでつられてKindleで全巻買った。リアルタイムで途中まで読んでたが結末を知らない。いつ読むかは不明。
小津安二郎 『秋刀魚の味』
1962年。リマスターのおかげなのか冒頭から低音の出が異様に良い。さらにいきなり笠智衆が森喜朗もびっくりなデリカシーなしの発言をぶっ放していて爆笑してしまった。小津作品のなかでも屈指のテンポの良さな気がする。めっちゃ笑う。最初の10分ぐらいで傑作ということがわかるテンション。そこから出てくる岩下志麻。その凛とした感じが素晴らしい(演技はアレだが、その細さ!!)。東野英治郎が笠智衆らの恩師の役ででてくるのだが、ジャケットとシャツのサイズの合わなさが人間性の緩みを演出している。周りを囲んでいるかつての生徒たちが着ているジャケットとはラペルのサイズがまるで違っていて、その衣装が双方の時代の違いを伝えている。
中盤。佐田啓二がゴルフの練習をするスイングが(昔の人っぽいが)キレイ。終盤にまた佐田啓二が夕飯の準備をしている。ハムと卵でなんかおかずを作ろうとしている。62年でもこういう男性像はありえるのか、とも驚く。終盤になって、笠智衆がはじめて家の二階にあがる。これもまた遺作において小津映画における家屋内の空間構成と登場人物のパーソナリティのつながりについて気付かされる。
これが小津の遺作。遺作が最高傑作レベルで面白いってすごい! すごいなぁ!! シナリオは『麦秋』や『晩春』の変奏であるのだが、同じテーマでこんなに面白く仕上げるか!!! 今日においては娘を思っているんだか、思っていないんだかわからない笠智衆の父親像ではあるが、そこに戦争の記憶、亡き妻の面影、あるいは若い後妻をもらった同級生の姿、娘を嫁に行かせそびれた先輩父親の反省が重なることで異様に重層的な深みを出している。