sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

坂口恭平 『坂口恭平躁鬱日記』

先月、一気に買い込んだ坂口恭平の著作のストックはこれで最後。最後が一番のヴォリュームでどういう本なんだろう、位置付けが難しい本、っていうか日記、2013年の4月から7月の記録であるから、位置付けとか意味とかじゃなく日記なんだよ、って感じなのだが、そこに欝期の日記も挿入されてくる。その欝の記録のなかに「僕は今まで一度も駄目だったときはない。僕はいつだって、自分の興味の方向に向かってきたはずだし、それで間違いはなかった。僕の人生に間違いは一つもない」という文句がある。この圧倒的な自己肯定に、調子が良いときの自分を重ねもする。