ハーヴァード大学の歴史家、アン・ブレアの名著。こちらは原著で読んでいた。2013年。詳しい紹介は過去にもブログで書いているので繰り返さない。
当時読んだときは気づかなかったが、ブレアってアンソニー・グラフトンの弟子だったんだな、と。グラフトンの『テクストの擁護者たち』の翻訳もすでに世に出ている現在に本書を読むと、グラフトンからのブレアという流れがとてもスムーズに理解できる。ブレアの『自然の劇場』も続いて邦訳されると良いなあ(こちらは未読。原著も高くて手を出せていないので)。
原書はもっと読みやすい英文で書かれていた印象をもっていたので、ガチガチの日本語訳で出てきちゃったのはちょっと残念。