次読む本を定めてから寝る。
起床
7時前。起きて水やりでもするか、と思い立ち、ベランダにでる。山椒が枯れてきていて悲しい。さらにレモンの棘が指に刺さる。
朝食後、筋トレ。背中、腹筋。
レコードを聴いてすごす。
昼食前に自転車ででかける。
玄関の靴を並べてなくてHに怒られる。
Tex Crick / Live In... New York City
メロウ番長、Tさんのインスタで知る。タイトルから推察するにニューヨーク在住のSSWってことなんだろう。まったく衒いのない古色蒼然たるアクーステイックなSSWで良いすね。しかし、アナログで買うか、という気持ちまでは振れない。このへんの心の塩梅が自分でもわからない。ちょっとCaravanとかのカンタベリーっぽいメロディセンスも感じる。
昼食は、Hが「焼鳥が食べたい」と強烈な主張をするので昼営業しているお店を探して入る。アルコール提供は無論なし。焼鳥屋で酒なし、こんな世の中にした為政者には断固抗議をしたい。無能力なのに私権制限を志向する政治など、恐ろしくてたまらない。
ワインショップを複数ぶらぶらしてみるが、ピンとこず。途中でHが寝てしまう。18kgを片方の肩に乗せるのがさすがにツラい。
自転車に乗りながら「サンソン」。「棚からひとつかみ」って、棚から一度に片手でガバッととってこれる分、という理解をしていたが、あ、適当に片手につかめる分だけ抜いてくる、ってことなのか、と気づいた。前半アゲアゲな選曲で良かった。
体力が限界に来て15分間昼寝。
おやつを食べてまたレコードを聴く。
夕方飲酒をはじめる。
なんの変哲もないシャルドネ。そうそう、こういう感じだったな、シャルドネって、と思う。
「Tokyo Moon」。しかし、すぐに中断。夕飯までスケボーに誘ったら珍しく乗り気だったので一緒にやる。自分のオーリーが練習してないあいだにちょっとだけできるようになっている。不思議。Hはちょっとだけプッシュできるようになった。
夕食とともに糖質ゼロビール。麦焼酎。
ストレッチ。そして風呂。
Brandon Ross / Puppet
TwitterでOくんが言及していたので、iTunesで買って聴いた。キップ・ハンラハンのアルバムでしか知らないミュージシャンであったのだが、キップのアルバム参加時よりもヴォーカルの伸びやかな良さが伝わる内容。素晴らしい。
『哲学の歴史』6巻のメモ
昨晩心に決めた通り読みはじめる。大きい本は買うときは「こんなに分厚いのにこの値段はお得!」とか思ってしまうのだが、開くのが億劫で積む一方である。律儀に冒頭の総論(松永澄夫)から読んでいく。18世紀がとくに言語の力が高まった時代と位置付けていて、15世紀末ぐらいからその言語の力の変容を追っている。17世紀末に国債の発行という資金調達の方法がはじまってから経済活動が加速したにも18世紀で、それによって人間観や自然観も変わっていったのだ、という。
その後の本編で最初に扱われるのがジャンバッティスタ・ヴィーコ。このシリーズがどんな編集方針なのかわかっていないのだが「ヴィーコ……なんかマイナーじゃねえ?」というのが正直なところ。ただ、結構、内容は面白い。デカルト派に反発して、彼らのように学問上の厳密な判断方法を政治のような現実にも適用しても、うまくいくわけねえじゃん、みたいなことを言っていたらしい。真偽をはっきりさせることにこだわるのではなく、現実においては「真らしく見えるもの」を擁護していく(「実践は理論の技術的適用ではない」(P. 64))というのがヴィーコの立場だったらしい。これは面白い。っていうか、いまの気分だ。