sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2023年1月7日、あるいは自分史上最高傑作の夢

日付が変わる直前にあまりにもすごい夢を見て、夢のなかで感動しまくって起きてしまった。これまでにもこのブログで変な夢の記録しているが、自分が生きてきたなかでも歴代一位にすごい。自分の家族とドラえもんの登場人物が入り混じっていて、主人公は自分とのび太くんがごちゃごちゃになっている(このへんの破綻は夢っぽい)のだが、そのシナリオには明らかに『インターステラー』の影響がある。破綻や解釈も含めてメモしておく。

  • 自分(≒ のび太)はあるときタイムマシン的なもの(ドラえもんにでてくるタイムマシンではない。もっと四次元を自由に移動できる道具・能力で、その移動してる感じは『インターステラー』の終盤に出てくるブラックホールを超えた世界みたい)を使って歴史や未来を自由に変える遊びにハマっている
  • 基本的には自分に都合が良いように、友達の誰かがその遊びのなかで間違えて死んだら、それが生き返るようにやりなおして時間の流れを書き換えまくっている
    • なぜか山形浩生さんも一回死んで生き返っていた(メールやTwitterで数回やりとりしたことがあるぐらいでお会いしたことはない。昔一度だけ会社の近くで見かけたことがあるが)
      • 死因は自分で車の修理をしていて、そこにガスが引火しての爆死
  • 歴史・未来書き換えゲームは自分の実家の家族も参加者になっていて、とくに自分の父親がライヴァルに近い関係性。こっちが自分の意図を時間に反映させると、向こうも改変してくる
  • そうこうしているうちに変な悪者もでてきて、自分はどうやら追われてるらしい状況になる。悪者はかなりドラえもん映画にでてくる未来から来た悪者的な感じ
  • 親父にも邪魔されるし、悪者は出てくるし、うんざりしてきたのび太(≒ 自分)は悪者から逃げる際に間違えて時空移動装置のスイッチを超超光速ぐらいのスピードに設定してしまう(設定した、というか機械が壊れた可能性がある)
  • スターウォーズ』のワープみたいな光景が周りに広がって(これも『インターステラー』っぽい)どこまでも自分は行ってしまう。機械はコントロールできず、ずっと超超光速のまま。どうしていいかわからない
  • しばらくすると宇宙の果てについてしまう。そこは宇宙の中心から137億光年以上離れてるのでまだ光が届いていない。途中で宇宙背景放射の状態のところを通過した、という認識があったので「宇宙の果て」と夢のなかで理解していたのだが、今考えるとビッグバン以前の宇宙に到達してたのかもしれない。とにかく真っ暗闇。その先には進めず、壁みたいになっている
  • 機械は完全に故障してしまったようで、暗闇のなかで途方に暮れる。しかし、あるとき宇宙の果ての壁が襖みたいな構造になっていることに気づく。襖みたいに壁が開いて先にすすめるのだ。その先も暗闇なのだが、手探りで進むと、天井(?)から照明器具のコードみたいなものが伸びていて顔に触れる(実家でよくあるやつ)
  • コードを引っ張ると明かりがついて(!)まわりが見える。そこには会話ができる小型のロボットが一台いる。部屋(?)の広さは12畳ぐらい。真っ白な空間だ。入ってきた方を見ると、やはり襖みたいな構造の入り口があり、その先は暗闇が広がっている
  • どうやらだれかがそこに来たことがあるらしい(というか、だれかが作ったらしい)のだが、その誰かはそこにはいない。自分は会話ができるロボットと暇つぶしに戯れ、なんとかしてその白い空間を実家の茶の間に似た感じに改装しはじめる。その空間でどうやら自分は不老不死になってるらしい
  • あるとき、改装した空間の窓(入ってきた方じゃないほうにつけている)の外が妙な時空のねじれになっていることに気づく。そこはランダムで別な次元の宇宙と繋がったりするらしい。テレビみたいに宇宙が見えて時々元いた世界も映る
  • さらにその時空の歪みから変なゴミとか、未来の道具が「漂着」してくることがある。手をのばすとそのゴミや道具はゲットできるし、時空の歪みに漂着したものを放流すると、ランダムで別な次元の宇宙に流れ着く仕組みになっている
  • 自分はその空間を「神の部屋」と名づけ、時空の歪みに再放流した道具がどのように宇宙に影響を与えるのか見て遊びはじめる。箱庭ゲームをやるような感覚
  • あるとき元から神の部屋にいたロボットは故障してしまう。また孤独になる俺(≒ のび太)。ロボットは陶器のような材質でできている。のび太はその残骸は時空の歪みに放流する
  • あるとき生命のタネと呼ばれる未来道具が漂着する。それを使えば、新たな話し相手を作れると思うのだが誤って歪みに再放流してしまう(これが重要な伏線回収のきっかけになる)
  • しばらくすると神の部屋の襖が開き、自分の父親が入ってくる。父曰く「時空の歪みから現れたゴミの匂いを辿ることでこの空間の存在に気づいた」らしい(このへんは『シン・ウルトラマン』か?)。また親父に邪魔されるのかとがっかりする
  • しかし、親父がやってくるということは……と思うと案の定、のび太を追いかける悪者も神の部屋に入ってくる。ここでの悪者はサファリ・ルックの黒人男性2人組
  • なんとかしてその1人を倒すと、実はそいつはセラミック生命体みたいなやつで、バラバラに割れる。そう、悪者だと思ってたやつはのび太が放流したロボットの残骸と、生命体のタネがある宇宙に漂着したことで、たまたま新たな生命として融合し、人間そっくりの生命体へと進化していたのだ(材質は陶器的なもの)。そいつらはのび太を捕まえようとしていたのではなくて、自分たちを創造した「神」を探して、さまざまな宇宙を探索していた
    • 整合性を取るのに解釈を加えると、彼らも最初からのび太が神だと気づいていたわけではなく、神の部屋にきてのび太が神だったと確信にいたったのかもしれない
  • 残った1人が言うには「自分たちは失敗作だったから、神様に捨てられたのだと思っていました」と言う(彼らの神話上ではそういうことになっているらしい)。のび太はセラミック生命体が自分の創造物と気づかなかったことを詫びながら「そんなことはない、ぼくは君たちのことが大好きだった」と涙を流し、バラバラになった方の生命体の残骸を抱く

ここで目が覚めた(前述の通り、感動して)。謎は色々残されている。そもそも元々は誰が神の部屋を作っていたのか、とか。続きが気になるところだ。

4時半に起きる。夢の続きは見れず。途中覚醒のときに一生懸命夢のメモをとっていたのでやや寝不足。英語のハノン。終わって「エヴァ」。使徒、侵入。ひさびさに顔の絵が良い回。黄瀬和哉作画監督。さらに「ZZ」。まだ第16話。バウに描いてある「龍飛」のペイントは、山本寛斎デヴィッド・ボウイの衣装とかから来てるのかなぁ。

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by mstk (@mk_sekibang)

Hに映画を観せながら掃除。

筋トレ、胸、腕、下半身。

池袋へ。ついてすぐ西部の屋上で昼食。空いてて静かで最高だった。15年以上ぶりか。

f:id:Geheimagent:20230107120904j:image

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by mstk (@mk_sekibang)

「The仮面ライダー展」。展示量がすごい。Aが知らないO属性の人からシャドームーンの説明をされてたり、写真撮影を頼まれていたのがちょっと面白かった。むっちゃシャドームーンの説明してる人がいるな、と思ったら家族が知らない人からレクされている、という状況。会場入り口では藤岡弘、がウェルカムメッセージを動画で伝えていて良かった。

おやつは駅前のタカセに。はじめて入る。4年も池袋に通ってて全然存在を知らなかった店。

f:id:Geheimagent:20230107152651j:image

ホットケーキセット。特別美味しくはないがこう言うので良い。しかし、池袋は遠い……。

帰宅して届いていた『On Land』を聴く。イーノが昔のインタヴューのなかで「まだ自分の音楽を聴いたことない人に薦めたい作品」としてあげていた。ビル・ラズウェル、ジョン・ハッセル、ダニエル・ラノワなどの名前がパーソネルに載っている。豪華なアルバムだ。ドローンとしてはかなり早い作品。1982年。

夕食前後に「The仮面ライダー展」の会場で買った石ノ森章太郎による原作版をHに読み聞かせ。テレビ版と違って本郷猛の設定がバットマンライクなのだが(立花藤兵衛はアルフレッドのポジション)改造人間・仮面ライダーが背負う孤独や、ショッカーによって人権が蹂躙される様がより際立って演出されているのがすごい。藤岡弘、もヴィデオメッセージのなかで伝えていたが、仮面ライダーの孤独な戦いぶりはものすごく好きで、声に出して読みながら少し泣きそうになっていた。石ノ森章太郎の漫画を読むのは初めてだったのだが、手塚的な記号的表現を用いながらもずっと躍動感ある動きを見せていくコマのリズム感が大胆で素晴らしかった。続巻も注文。